SEO連載(5) 「タイトルとメタタグの最適化」 - かんたん!SEO実践講座 より

株式会社CPI運営サイト「CPIで人気サイトを作ろう!」にて連載中のSEOコラム「かんたん!SEO実践講座」から加筆・修正して転載しています。第5回「SEO - タイトルとメタタグの最適化」。SEOの基本中の基本であるタイトルタグの扱い方について学びます。


公開日時:2006年03月18日 01:59

「かんたん!SEO実践講座」(改訂版)第5回はタイトルタグとメタタグの使い方について解説していきます。


タイトルタグの役割は?

タイトルタグは、SEOの内部最適化(ページの最適化)において最も重要な要素です。理由は次の通りです。

1. 検索エンジンはタイトルタグ内の文字列を重視します

検索エンジンがWebページの内容を解析する際に、最も重視する文字列がWebページの表題を示すタイトルタグ内の文字列です。私たちの日常生活において文章につける表題というのは通常、その文章全体の趣旨や内容を指し示すものであり、その文章において重要な言葉も当然盛り込まれることが多くなります。例えばあるレポートの表題が「ケータイビジネスの最新情勢」とあれば、きっとこのレポートは携帯電話ビジネスを話題にしたレポートであって、決してアイドルを話題にしたレポートではないはずです。

つまり、ウェブページが何について記述されているか、何のキーワードと関連性のあるページなのかを判断する際に最も注目したい箇所がタイトルタグになりますから、検索エンジンもこのタグ内の文字列を重視するわけです(検索エンジンは、私達人間が作成したコンテンツの内容を適切に読み取るために、重要そうな言葉が出現する箇所を特定する、ということに注目して下さい)。

2. ユーザーはタイトル(見出し)を見てクリックする

タイトルタグに記述した文字列は、検索結果一覧に表示される見出しの文字列としても利用されます。ユーザーが検索結果一覧ページにおいてどのリンクをクリックするか、その判断に影響を与えるのは「掲載順位」「見出し」「説明文」(Googleではスニペットと呼ぶ)の3つです。つまり皆さんが狙っている検索キーワードで上位に表示されても見出しや説明文が不適切 - クリックした先に自分が探している情報があるとは思えない - 場合はクリックされないということです。

米国で行われた調査によると(これは検索連動型広告に関連したものでしたが)、「関連性あり」の判断基準としてサマリー(説明文)をあげたユーザーが67%いるのに対してタイトルは13.8%。一方「関連性なし」の判断基準としてタイトル(見出し)をあげたユーザーが56.2%います。つまりタイトルを見て不必要な情報をフィルタリングし、説明文を読んで欲しい情報があるページのリンクを探しているということです。

以上のように、検索ユーザーにクリックしてもらうためには、タイトルと説明文が重要なのです。

METAタグの役割は?

SEOにおけるMETAタグの役割とは、検索エンジンに対してページの概要や関連するキーワードを伝達することです。1990年代後半のロボット型検索エンジンの多くはこのMETAタグの記述にそった検索結果を表示していましたが、検索結果を不正に操作しようとするユーザーの濫用により、現在の検索エンジンはMETAタグ内の記述をほとんど評価しません。とはいえ、YST(Yahoo!検索)はMETAキーワードを一定程度評価しますし、GoogleはMETAタグとしては評価せずともその他一般のテキスト文字として認識しますので、METAタグの記述は必要です。また、ロボット型検索エンジン全般に対する最適化という観点からもぜひ記述しましょう。

タイトルタグの記述方法 7つのポイント

1. ページ毎に固有のタイトルタグをつけること

サイト内の全てのページに「株式会社○○○○」と会社名を入れているなど、全ページに全く同じタイトルタグを記述していたり、そもそもタイトルタグを記述していないというのは致命的です。先述したようにタイトルタグはそのページの表題です。必ずページ毎にユニークなタイトルをつけてください。

ただし、例えば当サイトのように全ページの最後にSEM R というサイトID(後述)で同じ言葉を入れるのは問題ありません。

2. 検索上位にヒットさせたいキーワードを入れる

タイトルタグ内の文字列を検索エンジンが重視しますので、皆さんが上位表示を狙っているキーワードは必ずタイトルタグに記述をしてください。Google で「レンタルサーバ」や「コエンザイムQ10」と検索してみてください。どのページもキーワードがタイトルタグに入っていますね。タイトルタグに検索にヒットさせたいキーワードを入れるのはSEOの基本中の基本です。

3. ターゲットキーワードを何度も入れればいいわけではない

「検索上位を狙っているキーワードを入れましょう」と書きましたが、数を多く記述すれば上位に表示されやすくなるわけでもありません。タイトルタグ内に含んだキーワードの数と順位上昇に相関関係はありません。従って、タイトルタグの役割の2つ目で触れたように、検索結果に表示された際にユーザーがクリックしたくなるかどうかという観点で、”見出しとして自然な形で”記述をするように心がけて下さい。この文章を読んでいる皆さんの中には「何個入れればいいのか?」と疑問に思っている方がいるかも知れませんが、個数の正解はありません。日本語として、文章として、見出しとして自然なものを入れてください。見ているのは検索エンジンというロボットだけでなく「人」もいることを忘れないで下さい。

4. キーワードはできるだけ先頭に

タイトルタグ内に入れるキーワードの位置は、基本的には”できるだけ先頭に”いれるように心がけます。これも最初の一文字目の方がいいのか五文字目の方がいいのか、それは言葉が変わればベストなものは変わりますから正解はありません。3. で触れたのと同様、見出しとして見た場合に自然なものになるようにという観点と”できるだけ先頭に”という観点から見て適切だと思われるものをタイトルタグに入れるようにしてください。

5. ページコンテンツで触れていないキーワードは入れないこと

一昔前の整形美容外科で特に多かったのですが、例えば全ページに「○○○美容外科 - 美容整形、豊胸術、プチ整形、わきが、脂肪吸引、レーザー脱毛」といったように、検索にヒットさせたいキーワード全てを記述する、つまり”サイト”でヒットさせたいキーワードを全ページに埋め込んでいるSEOが散見されました。しかしこれは検索エンジンマーケティングの観点からいえば正しいSEOとはいえません。

タイトルタグに入れる(SEOの観点からの)キーワードとは、”ページ”に対して関連性があるキーワードであって”サイト”ではありません。先の美容整形の例でいえば、「脂肪吸引」は脂肪吸引の説明をした固有のページをランディングページ(検索結果に表示されたリンクをクリックしてユーザーが最初に閲覧するページのこと)とするべきですし、同様に「プチ整形」と検索したユーザーにとって表示すべきランディングページはプチ整形について記述したページです。

つまり、単に自分がどのキーワードで上位に表示させたいかだけでなく、そのキーワードで検索したユーザーをどのページに誘導したいのかを考えれば、ページ上で全く触れていないキーワードをタイトルタグに入れても意味がないのです。

私たちはSEOを「検索上位に表示させるため」に行っているのではありません。サイトを開設するに当たって何らかのゴール(商品の販売、人材登録、申込み等)が設定されており、それを実現するための集客・広報手段としてSEOを利用しているはずです。単に検索エンジンに上位表示させることだけを考えず、誘導してきたユーザーに対して何の情報を見せるべきかという、LPO(ランディングページ最適化)の考えも必要です。

6. タイトルタグとページコンテンツに一貫性を

タイトルタグにキーワードを入れただけで、そのキーワードで検索エンジンの上位に表示されるわけではありません。タイトルタグというのはページの内容と照らし合わせて、それに相応しい表題としてあるものです。タイトルタグにターゲットとするキーワードを入れるのであれば、そのキーワードの話題と関連のあるコンテンツを記述するようにして下さい。キーワードと無関係なコンテンツをページにいれても検索エンジンにヒットすることはありません。タイトルタグとページのコンテンツは相互に関連があるということです。

7. 会社名を入れるかどうかは知名度次第

例えば私が現在所属しているアイレップという会社のサイトは全ページタイトルタグの末尾に「[SEMインテグレーター アイレップ]」という文字列を入れています。同様にEコマースサイトのアマゾンも全ページの先頭に Amazon.co.jp という文字列を入れています。これはサイトIDを示しています。

このサイトIDをどこに入れるか、つまり一般の企業であれば会社名(またはサイト名)をどこにいれたらいいかという相談を受けることがあるのですが、これは知名度次第です。つまりブランドパワーがあれば先頭に入れてもいいでしょうし、それがない、あるいは別の理由で先頭に入れられないなら末尾に入れてばいいのです。例えばアマゾンは全ページの先頭に Amazon.co.jp: という文字列を入れているアマゾンは先頭に入れたほうがいい例です。Amazon.co.jp というブランド力でクリックを誘引できるからです。

METAタグの記述方法

続いてMETAタグです。METAタグには description と keywords があります。description はページの説明文を、keywordsはそのページ固有のキーワードを入れる項目です。次のようになります。

<meta name="descriptions" content="ここにページの要約。全角80文字が目安">
<meta name="keywords" content="キーワード1,キーワード2(半角カンマ,で区切ってキーワードを5~10個程度">

例 : CPIのトップページなら次のようになります。

<title>CPI-安定と安心のレンタルサーバー</title>

<meta name="description" content="ショッピングカート、グループウェア、データベースなど豊富な機能を標準装備した共用レンタルサーバー・専用レンタルサーバーを提供">

<meta name="keywords" content="CPI,シーピーアイ,レンタルサーバー,レンタルサーバ,ホスティング,ホスティングサービス,ドメイン取得">

次に注意点です。

1. description、keywords はページ固有のものを

descriptionはページ毎に対して記述するものです。全てのページに固有のdescriptionを記述してください。全ページ同じdescriptionというのはありえません。keywords も同様です。

2. keywords を詰め込みすぎない

keywords に自社で取り扱っている商品やサービスを全て書き込んでいるような会社もありますが、それも記述方法として間違いです。ページに対して固有のキーワードを入れてください。

3. キーワードはカンマ,区切りです

keywordsにキーワードを記述する時には、半角カンマで区切ります。勝手に半角/全角スペースで切っていたり、全角カンマで切っているケースがありますが文法的に正しくありません。

4. description は検索結果に表示する説明文として適切なものを

descriptionに記述した文字列は、Googleでは検索結果の説明文(スニペット)として用いられることがあります。説明文として表示された際に意味が通るもの、リンクをクリックした先のランディングページに何があるかがわかるような説明文を入れましょう。descriptionが説明文として使われるのは、検索キーワードがdescriptionに含まれていた場合です。いいかえれば、メインターゲットとするキーワードを descriptionに含んでおけば、検索結果に表示される説明文をある程度自分でコントロールできるということです※。

※ Google / Yahoo! SEARCH ともに説明文は Keyword in context という方法をとっています。これはページ文中のキーワードを含む前後の文章を抜粋する方法です。つまり、キーワードの配置によっては意味不明な説明文が検索結果に表示されてしまうことがあります。そのために description に検索キーワードを含んでおこうということです。

以上がタイトルタグとMETAタグの役割と記述方法でした。

(この原稿は、CPIにて2005年4月より開始した連載記事「かんたん!SEO実践講座」をリライト・加筆して掲載したものです)





記事カテゴリ:ニュース 06H1
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