SEO連載(7) 「SEOのための検索エンジン登録」(前編) - かんたん!SEO実践講座より
Webサイトをどんなに検索エンジンに最適化させてクローラがコンテンツを解析しやすい状態にしたとしても、検索エンジンのインデックスに登録されていなければ絶対に検索にヒットすることはありません。今回は検索エンジンへの登録について学びます。
なぜ検索エンジンに登録する必要があるか
GoogleやYahoo!の検索窓にキーワードを入力して検索ボタンを押すと、1秒足らずのうちにキーワードと関連性のあるページ一覧を画面に表示してくれます。ところで検索エンジンはその都度、数百億というWebページに実際にアクセスして検索ワードに合致するページを集めているのではありません。1日数十億という検索リクエストに数百億というWebが存在するのですから、そんなことは現実的ではありません。
そこで検索エンジンは、クローラと呼ばれるWebページ収集ソフトウェアを利用してあらかじめインターネット上を駆け回り、データベースの中にこれらの情報を保存しておくのです。これがインデックスと呼ばれるものです。私たちが検索をするとき、実際には検索エンジンがこのインデックスの中から合致する情報を検索結果に表示していることになります。
インデックスというデータベースの中から検索ワードに合致するWebを探しているという事実はつまり、(1) 私たちは過去のある時点のWebページを探しているのであり、(2) このインデックスに含まれていないWebページは見つけることができない、以上2点がいえます。SEOをしている私たちの観点から見つめなおすと (1) 検索エンジンにヒットさせるためにまずインデックスに登録することが必要、(2) つねに最新の情報を多くの人に見てもらうためには(毎日更新しているようなサイトを運営しているのであれば)、クローラにできるだけ多く来訪してもらう仕組みづくりが必要である、ことがいえます。
以上、検索エンジンに登録する必要性を理解してもらったところで、次にどうしたら検索エンジンに登録できるかについて解説します。
検索エンジンに登録する方法
検索エンジンに登録する方法 - 具体的に、Google、Yahoo!検索※、MSNサーチを想定して - いきます(※Yahoo!はWeb検索(いわゆるロボット型検索)を想定しています。カテゴリ(ビジネスエクスプレスで登録するもの)は除外します)。
10年ほど前のロボット型検索に登録するためには、検索エンジン会社が用意する「URL申請フォーム」というものを利用してウェブサイト運営者側が登録してほしいURLを送信する必要があった(それが推奨されていた)のですが、現在の検索エンジンにおいてそれは必要ではありません。クローラがインターネットを巡回してWebを収集していると先ほど説明しましたが、こういった仕組みにより、「他のどこかのWebページからリンクが張られていれば自動的にインデックスに登録されます」。ここでいう「他のWebサイト」とは、検索エンジンにインデックス済みのWebサイトを指します。
例えば私が新規にドメインを取得して、新しいWebサイトを開設したとしましょう。次に私はきっと、www.sem-r.com からその新しいサイトにリンクを張ります。これは www.sem-r.com は既にGoogle / Yahoo! / MSNサーチいずれにも登録されており、頻繁にクローラが訪問するサイトとなっているからです。ここからリンクを張ってあげることで、その新しいWebサイトにアクセスするよう促し、インデックスに登録していくわけです。
この例のように、既に自分自身が管理する、検索エンジンに登録済みのWebを持っているのであれば、そこからリンクを張ってあげれば難なく検索エンジンに登録されるはずです。目安として検索エンジンに登録済みのWebサイト5つ程度からリンクを張ればまず大丈夫です。自分で管理していなくても、例えば知人や友人のサイトにお願いしてリンクを張ってもらうというのもありです。
他からリンクを張ってもらうあてがない、管理しているサイトがないというのであれば、ディレクトリ型検索エンジンに登録してみましょう。連載の「外部リンク対策」(第2回)で触れましたが、Yahoo!カテゴリやDMOZというネットでも大きなディレクトリに掲載することで検索エンジンに登録されやすくなります。検索エンジンに短時間で登録してもらうためにも、そして外部リンク対策もかねてYahoo!カテゴリには掲載しましょう。これは、ある日突然、何らかの原因(検索エンジン側の原因)によりインデックスから消えてしまうなどのリスクを低減するというリスクマネジメントの観点からもお勧めです。
以上をまとめますと「検索エンジンに登録したければ、Yahoo!カテゴリに掲載して、かつ登録済みのほかのWebサイトからリンクを張ってもらう」ことで解決します。検索エンジン各社は現在もURL申請フォームを用意していますが、今まで説明してきたことを実践すれば必要ありません。例えばGoogleはURL申請フォームを利用しても、他から十分なリンクが張られていないWebサイトはやはり登録しないのです。どこからもリンクされていないサイトはPageRank理論からいえば「評価がないサイト」ですからインデックスに含める価値がないという結論になるからです。
中小の検索エンジン/リンク集に登録するのは?
「検索エンジンにすばやく登録するために、10,000以上のリンク集や検索エンジンに登録しましょう」というアドバイスや、それを簡単に実践するための有料サービスがあります。これは「クローラがあなたのWebサイトにアクセスする経路を増やす」という論拠なのですが、別に数百も数千も必要なものではありませんので、(検索エンジン登録を目的に)こういったサービスを利用する必要はないでしょう。ただ、「クローラの巡回経路を増やす」こと自体は大事なことなので、優良なサイトからのリンクを獲得してそれを増加させることは有意義なことです。
登録されたがURLしか表示されないのは?
特にGoogleで見られる現象ですが、検索窓にサイトのURLを入れて検索しても、タイトルや説明文が一切なく、URLだけが表示される場合があります。これは「GoogleはそのURLの存在を認識しているけれども登録はしていない」ことを指します。考えられるケースは (1) そのURLはアクセス拒否(robots.txt やMETAタグなどで巡回拒否)している、(2) 何らかの不具合(ウェブマスター側/検索エンジン側双方の原因が考えられる)、(3) 検索エンジンスパムと判定した(検索品質を著しく低下させる行為があったとしてインデックスから除去した)などがあります。大抵は(2)です。こうしたケースに遭遇すると多くの人が (3) を心配するのですが、自分にそうした身に覚えがない限り (3) に該当することはありません。この手の相談は今までに数多く受けてきましたが、9割以上は (1) (2) でしたので、経験上からも (3)はありません(逆に (3) に該当する人はその時点で身に覚えがあるのですから気がついて欲しいものです)。
動的URLを登録したい
URLに? & などのパラメータ(引数)を持つURLは動的URLと呼ばれます。ユーザからのリクエストに応じてダイナミックにWebコンテンツを生成しているサイト(例えば人材・転職やEコマースなどデータベースと連動させることが多いサイト)が該当すると思いますが、基本的にパラメータの数を少なくして(目安として1~2個程度)そのURL自体も単純にする(例 product.asp?=category=01&price=03 のようなシンプルな文字列)、あるいはmod_rewriteで検索エンジンがクロールできる形式に書き換えてしまう(例 Amazon.co.jp )ことで解決します。session ID を含むURL(一定時間経過後にアクセス不能になるURL)はまず登録されません。
最近はAmazon.co.jpを見習って多くのEコマースサイトが静的URLでサイトを構築して検索エンジン対策も万全にしているケースが多いので、以前より問題にならない(問題として意識する必要がなくなってきた)のですが、こうしたSEOのことを考えずに検索エンジンに全く登録されないようなサイトを構築してしまった方はいっそのことリニューアルを検討しましょう。
米Google、パンダ・アップデート 3.2を実施
米WebmasterWorldなどのフォーラムで数日前からGoogleが通称パンダ・アップデートの更新をしているのではないかとの憶測が流れていたが、Googleが1週間前にアルゴリズム更新を実施したことが確認された。SearchEngineLandが報じている。
米Ginzamarkets、SEOプラットフォーム「Ginzametrics」にリンク分析機能を追加 - SEOmozと提携
米Ginzamarketsは2012年1月18日、企業向けSEO管理・分析プラットフォーム「Ginzametrics」(ギンザメトリックス)にリンク分析機能を追加したことを発表した。大手SEO企業の米SEOmozと提携し、同社が提供するリンク分析ツール・Open Site Explorer相当のサービスを日本語で利用できる。
ご挨拶:2012年もよろしくお願いします
あけましておめでとうございます。2012年もSEMリサーチをどうぞよろしくお願いします。
以下、お知らせです。
- 更新開始(再開)は1月中旬を予定しております。もうしばらくお待ちください。
- 本年より運営・編集方針を若干変更します。変更するというよりも、昔のスタイルに戻す予定です。具体的には、海外関連の記事数を大幅に増やす一方で、国内関連を若干減らします。
- SEMリサーチは2011年8月で運営9年目を迎えました。ここ2年ほどは更新が若干不定期となっておりますが、当面は運営していきますので皆様今後ともよろしくお願いします。少なくとも2013年8月まではがんばります。
- mixiページで開設していたSEMリサーチのページを閉鎖しました。Facebookページは引き続き運営して参ります(Google+ページは開設済みですが運営未定)。SEMリサーチの記事をフィードで配信するだけでは面白味がありませんので、Facebookの方は何かコンテンツを追加する予定です。
- 年内のどこかのタイミングで、SEMリサーチで公開する一部記事の言語を英語に変更する予定です。(従来の日本語記事を残したまま)英文記事を追加するのか、日本語記事を減らして対応するか等、詳細はまだ決定しておりません。
英語化について:会社(アイレップ)がグローバル展開を強化していることもありますが、私個人としても海外のカンファレンスにスピーカーとして登壇する等、海外に目を向けた取り組みを強化していきたいという意向があります。
[解説][SEO] グーグル、「rel=alternate hreflang=x」サポートを拡張、多言語サイトを適切にインデックス可能に
米Googleは2011年12月5日、多言語サイトを適切にGoogleに登録・掲載するために、rel="alternate" hreflang="x" のサポートを拡張したことを発表した。
スマートフォン向けサイトを検索エンジンに最適化するためのポイント
GoogleがスマートフォンUAを持つクローラを公式に発表したことで関心を持つ方も増えてきたようです。ここで、スマートフォン端末に最適化したウェブサイトの扱い方について、よく受ける質問について簡単に回答を記しておきます。適当なタイトルが思い浮かばなかったのですが、最適化というか、検索エンジンにどう認識させるかという話だと思ってください。これは広義でいえば「スマートフォンSEO」なのかも知れませんが、どちらかというとデバイス向けを横断した、サイト全体のSEOだと私は思います。
Xboxアップデート、BingとKinectを融合した音声検索に対応
米Microsoftが2011年12月6日、Xbox Live 及び Xbox 360 のアップデートを実施する。このアップデート適用後、ユーザーはコントローラーフリーなKinectとBing検索技術を融合した、新機能が利用可能となる。
[SEO] 「位置情報やモバイル端末による振り分けはクローキングではない」Matt Cutts氏によるクローキング解説ビデオ
米GoogleのMatt Cutts氏(Distinguished Engineer)がクローキングについてビデオで解説を行った。