Visionalistモバイル解析、DoCoMo一般サイトでユニークユーザー数取得可能に
株式会社デジタルフォレストは2008年4月25日、携帯サイト向けアクセス解析ツール「Visionalistモバイル解析」において、NTT DoCoMoの携帯一般サイトにおけるユニークユーザー数を取得できるように機能改良した。
これまでVisionalistモバイル解析はau、SoftBankの公式・一般サイトとDoCoMo公式サイトのユニークユーザー数は取得できたがDoCoMo一般サイトはDoCoMo側の仕様の問題で不可能だった。DoCoMoが2008年3月31日に開始した公式、一般を問わず全サイト運営者がユーザーを識別するユーザーID「iモードID」の提供を開始したことで、Visionalistモバイル解析でも同データが取得できるようになったという。
デジタルフォレスト、簡単WebアンケートVisionalist Quick Surveyベータ版提供開始
株式会社デジタルフォレストは2008年4月23日、アクセス解析ツール「Visionalist(ヴィジョナリスト)」のオプション機能として、簡単にWebアンケートを実施し、結果をアクセス解析データと連携させる「Visionalist Quick Survey」のベータ版を提供開始した。
Visionalist Quick Surveyはサイト上で簡単なWebアンケートをポップアップ表示し、サイト訪問者へ調査を実施して、結果をリアルタイムで閲覧できる。例えば、サイト訪問者の属性や、サイト改善についての顧客の声など、これまでアクセス解析では得られなかった情報を簡単な設定で素早く取得することができる。
Visionalist Quick Survey
http://www.visionalist.com/products/quicksurvey.html
エム・シー・エヌ、「モバイルgoo」に音楽コンテンツ検索を提供開始
独立系の携帯検索ソリューション・プロバイダー・株式会社エム・シー・エヌ(MCN)は2008年4月24日、NTTレゾナントが運営するモバイル向け情報サイト「モバイルgoo」に、音楽コンテンツのバーティカル検索サービスの提供を開始した。携帯検索管理プラットフォームMobileSearch.netを通じて提供される。
モバイルgooのユーザーは、主要な音楽サイトから着うたや着うたフルの楽曲デジタルコンテンツが検索可能となる。エム・シー・エヌのバーティカル検索は検索結果画面から楽曲ページに直接リンクするため、ユーザーは素早くコンテンツにたどり着くことができる。
株式会社エム・シー・エヌ
http://www.mcn-inc.com/JP/
株式会社エム・シー・エヌ、「モバイルgoo」に対して音楽コンテンツ検索の提供を開始 ~検索結果から目的の楽曲コンテンツにアクセスが可能に~
http://www.mcn-inc.com/JP/news_detail.php?id=17
cf.
エム・シー・エヌ、フィンランドのElisaにモバイル検索サービスを提供開始 :: SEM R
エム・シー・エヌ、スウェーデンのTele2にマルチチャネル携帯検索サービスを提供開始
独立系携帯検索管理ソリューション・プロバイダーの株式会社エム・シー・エヌ(MCN)は2008年2月13日、スウェーデンの通信事業者・Tele2が提供するモバイルポータルに、モバイル検索サービスを提供したと発表した。
エム・シー・エヌのモバイル検索プラットフォーム・MobileSearch.netを導入し、着メロ、ミュージック、イメージ、ゲーム、ビデオ、ローカル情報、Wikiといったマルチチャネル検索サービスが利用できる。エム・シー・エヌのCEOであるマーク・ブックマンは、「Tele2のmobilesearch.net採用は、MCNにとってはスカンジナビア地域における6番目の実績であり、ヨーロッパでは過去最大のマルチチャネルにおける導入ケースになると説明している。同社は複数のマーケット(国)にまたがって、複数のコンテンツ・プロバイダーの多数のコンテンツを横断して検索サービスを実現する場合でもわずか数週間でサービスを立ち上げることができるという。
Tele2は欧州の大手総合通信事業者の1社。固定通信サービス、携帯電話サービス、ブロードバンド、データネットワークサービス、さらにケーブルテレビの各サービスを15カ国、2500万人に対して提供している。
株式会社エム・シー・エヌ
http://www.mcn-inc.com/JP/
エム・シー・エヌ、スウェーデンの通信事業者Tele2に対しマルチチャネル携帯検索サービスの提供を開始(MCN)
http://www.mcn-inc.com/JP/news_detail.php?id=16
NTTレゾナント、「gooスティック for Firefox」を提供開始
NTTレゾナント株式会社は2008年4月23日、gooのウェブ検索などの機能をブラウザFirefoxから利用できるツールバー「gooスティック for Firefox」の提供を開始した。
「gooスティック for Firefox」では、位置情報をあらかじめ登録して、位置情報に連動した天気などの情報が表示できる。また、ウェブ検索やグルメ検索などを利用する際には、検索キーワードとして位置情報を自動で付加することも可能。さらに、クウジット株式会社が提供する無線LAN電波で位置を推定する技術「PlaceEngine」を用いることで、位置情報を自動的に登録することができ、外出先などで必要な周辺地域情報を簡単に検索できる。
gooスティック for Firefox
http://stick.goo.ne.jp/ff/
「gooスティック for Firefox」の提供開始について~位置情報と連動したウェブ検索やグルメ検索機能が利用可能に~
http://help.goo.ne.jp/info/detail/1132/
IBF、完全売上成果報酬ECサイト支援サービス「EC事業部ドットコム」開始
インターネット・ビジネス・フロンティア株式会社は2008年4月25日、完全売上成果報酬によるECサイト支援サービス「EC事業部ドットコム」の提供を開始した。独自ドメインのECサイト事業者へサイト制作から、SEO・リスティング広告などのプロモーション費用や、メール配信・物流サービスまでの運営業務をサイトの売上金額に応じた成果報酬手数料のみの報酬で提供する。導入前に事前審査がある。
ディーボ、北海道番付上位100社にWeb診断レポート無償提供
株式会社ディーボは2008年4月25日、北海道内の所得番付上位企業100社にWEb診断レポートの無償提供を開始した。Web診断レポートはウェブサイトのSEO状況、アクセス状況、キーワードの検索順位を記載したレポート。
ディーボ
http://devo.jp/
ディーボ、有料リンク販売の代理店制度を開始
株式会社ディーボは2008年4月24日、有料リンク(Paid Link)サービス「Power TEXT」の代理店募集を開始した。ディーボのPower TEXT代理店となることで、有料リンクサービスを自社SEOの1つとして組み込み、クライアントに対して提供することが可能になる。Googleは昨年12月に明確に有料リンクを否定している。
ディーボ
http://devo.jp/
検索エンジン上位表示が与えるブランドへの影響
2001年に米NPD Groupが実施した、検索結果の上位に表示されることが消費者に与える影響についての調査結果。
まずブランドの純粋想起(unaided recall)については検索結果の1位や2位、3位に表示されることが、ディスプレイ広告などよりも遙かに影響を与えていることが明らかになっています。検索結果1位~3位の純粋想起はそれぞれ65%、61%、58%。対するバナー広告とタイル広告は24%、22%です。検索結果の上位に表示されることで検索利用者は自然と、そのキーワードにおけるメジャーなサイトであると認識するようです。同様に好感度においても検索上位に表示されることが好影響を与えています。また、ネットショップでの買い物をするときにも、そのお店は検索エンジンで見つけていることから、「ほしいものがあればまず検索」というオンライン消費者の行動がうかがえます。
(2005年1月)
SEO キーワード出現頻度や密度の調整は時間の無駄遣い
ページ作成においてキーワード密度とその利用回数において、意識する必要は全くありません。
SEOを学習している非常に多くの人がキーワード密度やその利用回数を気にしているようで、関連質問をよく受けます。しかし実際のところ、例えば私は検索エンジンを意識したページ作成においてキーワード密度や利用回数を意識することはありませんし、決してページ作成完了後にその密度のポイントや回数を調査することはありません。それは全く無意味だからです。
もし、あるキーワードの出現回数をあるパーセントに合わせることで確実に検索上位に表示されるのであれば、私はもちろんがんばってキーワード密度の最適化をするでしょう。しかし現実はそんなことはないのです。特にリンク分析というページ外要因を非常に重視するのがロボット型検索エンジンの主流となっている今、キーワード密度やその利用回数が検索結果順位に与える影響は極めて微々たるものであり、無視していい程度です。密度や利用回数を調べるためにわざわざWebに出回っている無料ツールを用いて調べることは時間の無駄以外の何物でもありません。キーワード密度の最適化を行った程度で上位に表示できるほど、現在のSEOは甘くないことを認識して下さい。
海外では頻繁に、国内でもたまに「キーワード密度と掲載順位の関係」を統計的に算出して、「○%にあわせることが望ましい」というレポートを出しているSEO会社もありますが、それをそのまま鵜呑みにするのは危険です。。検索エンジンというのは非常に多くの要素を総合的に評価した上で掲載順位を割り出しているにもかかわらず、こうしたレポートは「①キーワード密度と②順位」というたった2つの要素だけを用いて強引に明快な結論を導き出そうとしているからです。両者に相関関係を認めることはできても、因果関係を認めることはできません。
次の例を考えてみましょう。「アイスクリームの消費量」と「ある海岸における溺死者の数」をグラフにに表して、一本の線が引けます。アイスクリームの消費量が増えれば溺死者の数も増えると説明できるとしましょう。
ただし、アイスクリームの消費量と溺死者の相関関係を考えると、消費量は1つの要因に過ぎません。実際にはその日の気温や天気、海水温度が両要因に影響を与えているはずです。従って、両社の因果関係を分析する際にはこれらの要素も考慮しなければなりません。
キーワード密度と掲載順位も同様です。上位に表示されているページのタイトルタグの文字列や、被リンクの数、その被リンクにおけるサイト内リンクとサイト外リンクの数といった要因も影響を与えていることを踏まえなければいけません。特にリンク分析を主に用いるGoogleやYahoo!といった検索エンジンでは、キーワード密度よりも外部リンクのアンカーテキストによって順位が決定していることも多々あるのです。
キーワード密度が1%でも1位になることがあれば、4%でも7%でも8%でも1位になります。従って今挙げた4つの数値の平均である5%にあわせたからといって、1位になるかどうかはあやしいものです。こう考えると、キーワード密度という要素があるということは認識しておいてほしいですが、ある特定の数値にあわせて最適化を行う行為にはそれほど意味がないこともわかってきます。
こういった理由から、「特定のキーワード密度に最適化しようとする」ことは時間の無駄といっているのです。
robots.txt による登録拒否
ページ登録拒否をするもう1つの方法として、robots.txt のサーバへの設置があります。robots.txt による登録拒否はほぼ全てのロボット型検索エンジンがサポートしていますので、確実に登録を拒否するためにはこの方法がおすすめです。
robots.txt は、必ずサーバのルートディレクトリ(第1階層)に設置します。例えば、Webのドメインが www.travelagencyjapan.net であれば、robots.txt は
www.travelagencyjapan.net/robots.txt
という場所に置きます。
ロボット型検索エンジンは、各Webサイト内のページをクロールする際に、まず robots.txt を参照します。従って、このファイルに登録を希望しない旨を記述しておくことで登録を拒否する事ができるのです。
では次に、robots.txt ファイルの作り方について説明します。
○robots.txt の記述方法
robots.txt はテキストファイルですので、Windows標準でついてくるメモ帳などで作成できます。まず新規のテキストファイルを作成して、そのファイルを robots.txt としておきましょう。
さて、robots.txt ですが記述する内容は次の2つです。
(1) User-agent・・・登録を拒否したい検索エンジンの User-Agent 名を記述する項目です。
(2) Disallow・・・ 登録拒否したいディレクトリやファイル名を記述する項目です。
META タグによる登録拒否と比較して robots.txt が優れているのは、検索エンジン別に登録拒否するディレクトリやファイルを指定できる点です。
具体的な記述例を見ていきましょう。
○ User-agent
User-agent とは Webファイルにアクセスしているソフトウェアの総称を指します。例えば読者の多くの方は Internet Explorer というブラウザでWebを閲覧していると思いますが、このブラウザの User-Agent は例えば Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1) といった具合です。同じようにクローラーも User-agent を持っていますので、その名称を指定する事でどのクローラーに対して登録拒否をするのかを指定できるのです。
例1
User-agent: *
例1のように、User-agent の欄に * (アスタリスク)とワイルドカード指定した場合は、いかなる User-agent も指示の対象とする - つまり、全てのクローラーに対しての指示となります。全ての検索エンジンからの登録を拒否する場合は * とすればいいわけです。
例2
User-agent: googlebot
例2は googlebot と記述しました。googlebot とは Googleクローラーの User-agent 名です。従って例2は googlebot に対して指示を出すことになります。
googlebot の部分を他のクローラー User-agent に置き換えることで、他の検索エンジンに対しても同様の指示が可能です。他の検索エンジンの User-agent は次の通りです。
▼ ここは表でお願いします
検索エンジン User-agent
Ah-ha ah-ha.com
Alexa ia_archiver
Altavista Scooter
Ask Jeeves Jeeves askjeeves
Inktomi slurp
infoseek Sidewinder
Naver.com NaverRobot, dloader, dumrobo
Google googlebot
おまけ:米Microsoft開発中の新検索エンジン MSNBOT
▲
○Disallow
Diallow は「禁止」という意味です。ここに登録拒否をしたいページを記述します。例えば、
例3
Disallow: web.html
この例では、web.html というページの登録を拒否するように指示しています。
例4
Disallow: /cgi-bin/
この例では、cgi-bin という名称のディレクトリ内の全ページの登録を拒否すように指示しています。cgi-bin で始まる全てのディレクトリが拒否されます。
● robots.txt の記述例
User-agent と Disallow の項目の意味を理解したところで、具体的な記述方法について例を用いながら説明をしていきます。
例5
▼
User-agent: *
Disallow:
▲
この例は、Disallow について何の指示もありませんので、全ての検索エンジンが全てのファイルを登録することを許可しています。(つまり、検索エンジンに登録したいということだから、あえてこのような robots.txt を用意する必要はありません)
例6
▼
User-agent: *
Disallow: /
▲
この例は、Disallow に / と記述されています。これは全てのディレクトリを対象とする、という意味です。従って上記例は、全てのクローラーに対してWebサイト内全てのファイルの登録を拒否すると指示をしています。
例7
▼
User-agent: slurp
Disallow: /cgi-bin/
Disallow: /tmp/
Disallow: /private/
▲
この例は、Inktomi の検索エンジンは、次の文字列 (1) cgi-bin (2) tmp (3) private で始まるディレクトリ内のファイルを登録しないように指示しています。
例8
▼
User-agent: slurp
Disallow: /asia/
Disallow: /japan/
Disallow: /us/sanfrancisco.html
User-agent: *
Disallow: /asia/
Disallow: /japan/
▲
この例は、User-agent に slurp (=Inktomi) を持つクローラーに対して、asia または japan という名称で始まるディレクトリ内の全てのページの登録拒否、及び ディレクトリ us 内の sanfrancisco.html というファイルの登録拒否を指示する一方、他のクローラー (*) については asia または japan という名称で始まるディレクトリ以外は登録をしても良い、という指示を出しています。
○ もっと複雑な記述例は?
robots.txt のもっと複雑な記述例を参考に見たい方は、大手サイトの robots.txt を見て下さい。例えば CNN や asahi.com などが参考になります。
CNN
http://www.cnn.com/robots.txt
User-agent: *
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User-agent: Mozilla/3.01 (hotwired-test/0.1)
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User-agent: Slurp
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User-agent: smallbear
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Disallow: /alt_index.html
User-agent: GoogleBot
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Disallow: /java
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Disallow: /third
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Disallow: /shockwave
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Disallow: /newscenter
Disallow: /virtual
Disallow: /DIGEST
Disallow: /QUICKNEWS
Disallow: /SEARCH
Disallow: /alt_index.html
○ robots.txt 記述の確認方法
サーバにアップロードした robots.txt が正しく記述されているかどうかを確認するには、Robots.txt Validator が便利です。
Robots.txt Validator
http://www.searchengineworld.com/cgi-bin/robotcheck.cgi
robots.txt ファイルを設置した URL を入力して check It ボタンを押すと、robots.txt ファイルの記述に文法的な間違いがないかどうかを検査してくれます。
サーチマーケティングとリスク管理 - SEOの落とし穴を回避するために
リスク管理という言葉を耳にしたことがある方でも、SEM という話題の中でリスク管理の話を聞くのは初めての方が多いでしょう。そこでまず「SEMにおけるリスク管理とは」について説明します。
近年、山一証券の粉飾決算による倒産や雪印乳業が牛乳食中毒や牛肉の偽装事件により会社が消滅するという大変な出来事がありました。これらの問題を通じて、企業におけるリスク管理の甘さが指摘され、リスクの認識とその対応に注目が集まるようになりました。事前に問題を認識し、それを回避する、あるいは問題が発生した時の対処方法をきちんと定めておくことによりダメージを最小限に抑えるようということです。
SEM においてもこのリスク管理の考え方は非常に重要です。
SEO や検索連動型広告を導入し積極的に活用するのは、Webビジネスにおいてサーチトラフィックが無視できないほど重要になってきたからです。検索エンジン経由で訪れる顧客は他の広告媒体よりもコンバージョン率が高く多大な売上げに貢献してくれます。しかし裏を返せば、もしある日突然あなたのWebサイトが検索エンジンから消滅あるいはランキングが大きく低下すれば、検索エンジン経由の売上げも一気に消滅し多大なダメージを被ることになります。
検索エンジンからの"消滅"で売り上げを失う
現在、世界のサーチトラフィックの55.8%は Google が握っています(OneStat.com、2003年)。つまり Google におけるWebサイトの位置づけがそのまま検索エンジン経由の訪問者数を左右することになります。昨日まで Google で1位に表示されていたのにある日突然、全く上位に表示されなくなったら非常に多くの見込み客のアクセスを失うことを意味します。そして、そんな悪夢が現実に起きたのが 2003年11月でした。
Reuters が2003年12月3日伝えたニュース"Change to Google ranking system irks merchants" によると、2003年11月の Google の検索アルゴリズムの変更により、今まであるキーワードで1位に表示されていたWebサイトが250位まで低下し、それまで毎月 $20,000 の売上げに貢献していたサーチトラフィックのほぼ全てを失ってしまった企業があります。また、米New York Times誌は、ある米国の企業がマルチドメイン戦略によるSEOを実施して、上位1~10位のほとんどを独占したために他の企業が検索結果の2ページ目に追いやられ、サーチトラフィックを奪われたというニュースを報じています。
こういったケースを耳にしても、「過度にSEOを施していただけだろう、私は特におかしなテクニックは使っていないからスパムとみなされることはない」と他人事のように気にも留めず安穏としているWebサイト担当者は少なくありません。しかし、そういった認識の甘さが命取りとなるのです。
順位変動のリスクは全てのWebに存在する
検索エンジンのあなたの現在の掲載順位は永続的なものではありません。検索エンジンのアルゴリズム変更にまつわるものから、Webを運営しているサーバの問題、あなたの企業が属する市場の競争激化など、あなた自身がWebサイトに何の手を加えなくてもランキングに大きな影響を及ぼしうるネガティブなリスク要因は存在します。あるいは今まで特に気にも留めずいわば「Web運営における常識」として行った行為の中に、マイナス影響を与えうる要因が潜んでいることもあります。問題なのはSEO や PPC のサービスを利用している企業はおろか、それらのサービスを提供するSEO会社側にも、こういったリスクの存在及びその対応策を知らないことです。
検索エンジンがあなたのビジネスにとって非常に重大な影響を及ぼしており、売上げの50%以上をサーチトラフィックがもたらしているというオンラインショップは決して少なくないでしょう。それならば、サーチトラフィックを失いうるリスクがどこに潜在しているかを認識し、予めそれへの対応策を考えておかなければ、万が一問題が発生した場合に適切な対応ができずビジネスに様々な支障をきたし、場合によっては会社自体の存続にかかわるかもしれないのです。
次に、SEM の活動において存在するリスク要因と、それの対処・回避策についての説明をします。
リスク要因1:相対的な順位決定によるリスク
あなたがどんなにSEOをがんばっても上位に表示されないことがあります。なぜなら検索エンジンが決定する順位は相対的なものだからです。例えばターゲットとするキーワードと同じキーワードで競合他社も同じようにSEOを組み込めば、一向に順位が上がらないことがあります。大学受験の勉強であなたがどんなに一所懸命がんばっても他のみんながもっと勉強すれば合格できないことと同じです。あくまで相対的に関連性が高いものが上位に表示されるのです。たとえ現在のランキングが良くても安心せずに、もっと改善する方法はないかを探って下さい。
リスク要因2:SEO会社にSEOを依頼する
検索連動型広告は対価を支払うことで確実に検索結果の上位枠にWeb広告を表示させることができますが、SEO はあくまで検索エンジンに最適化をするだけであり常に上位に表示できるわけではないことは説明しました。これは SEO会社にSEOを依頼した場合も同様です。あなたが SEOを専門会社に依頼して費用を支払う時、その費用は「最適化してもらうために費用を支払う」のであって「上位に表示されることを保証してもらうために支払っている」のではないことを再認識して下さい。SEO会社も神様ではありませんから、いくらお金を積まれても上位に表示できない時はできないのです。
また、中には悪質なSEO会社があります。Webビジネスのマーケティング戦略の一部を外部に発注するのであれば、蔓延る悪質なSEO会社が存在するという認識もして下さい。依頼したSEO会社がダメだっら他の会社に変更すればいい、などと安易に考えていると取り返しのつかない惨事を招くことがあるのです。
このリスクの回避法は比較的簡単です。まず、検索エンジンから忌み嫌われるようなスパム行為は一切しないことです。SEO会社に業務を依頼しているのであれば、そのSEO会社がどのような手法を用いてSEOを行っているかを把握しておくことです。危険な手法を用いているのであれば注意をすべきです。2003年12月現在、1年前と比べて非常に多くのSEO会社が出てきましたが、一方で非常に悪質な手法を用いているSEO会社も少なくありません(別コラム参照)。信頼できるSEO会社を見分ける目も必要です。
SEOを自分で行っている企業やオンラインショップの方は、Webにある様々なSEOに関する情報を入手して色々と試している方が多いでしょう。まずSEOテクニックに走る前に Web ページそのものがきちんと検索エンジンが解釈できる状態にして下さい。SEOの章で述べた通り、情報アーキテクチャを人間とクローラーの両者が見て理解できるようにするのです。その基盤を作った上で、少しずつテクニックを試します。また、自分が普段参考にしているSEOに関する情報ソースが信頼できるものであるかどうかを確認して下さい。最近は、いかにもSEOに詳しい人が書いていそうなWebでも内容がでたらめだったりするケースが少なくないのです。
残念ながら検索エンジン会社が「ここまではOK,ここからはスパム」という明確なボーダーラインを提示していない以上、上記のリスク要因の話を踏まえた上で SEO をするのは難しいと感じるかも知れません。目安として「明らかにユーザーのために何の利益ももたらさない小技」はやめておきましょう。
次にリスクが現実に発生した場合の回避方法について。この場合は PPC 広告を活用することでサーチトラフィックの現象を阻止することができます。検索連動型広告は有料であるかわりに確実に検索エンジンの上位に表示できるからです。再度ランキングが回復するまでの間は、つなぎとして 検索連動型広告に依存しましょう。
もし現在 PPC 広告を利用していない方は、万が一の場合に備えてオーバーチュア及びアドワーズ広告のアカウントだけでも作っておくことをお薦めします。
リスク要因3:検索キーワード競合性の変化
将来有望なマーケットが表れると利益を求めて次々と新規参入企業が登場し、市場競争が激化します。市場シェアを獲得した企業が潤う一方で、競争に負けた企業は淘汰され市場から撤退していきます。この事象は検索キーワードにおいても発生します。
検索キーワードにも競合性という概念が存在します。あるキーワードに対してSEOを施している企業が多ければ多いほどそのキーワードの市場競争は激しく、検索エンジンの上位を獲得するのも困難になります。同様に検索連動型広告であれば相互に入札を繰り返すことで上位に掲載するためのクリック単価は上昇していきます。米国の検索連動型広告はキーワードによっては価格が上がりすぎて SEO に回帰している企業が少なくありません。
例えば、2002年2月時点でキーワード"SEO"で最適化している企業など片手で数えられるものでした。しかし2003年12月時点では、非常に多くのSEO会社が表れ、同じように"SEO"で最適化を施しているため簡単には上位を獲得することができません。他にも「自動車保険」「キャッシング」「はんこ」「かに(蟹)」「中古車」「ホスティング」等に関連するキーワードはどれも競合の激しい分野です。
仮にあなたがターゲットとしているキーワードと同じキーワードで最適化をしている企業が現状で少なくても、もし今後競合他社もSEOの重要性に気がつき、コンバージョンが高いあなたと同じキーワードを発見してSEO対策を強化してくれば、現在のあなたが築いた地位は保証されません。
このキーワード競合性のリスクに対する対処法としては、様々なバリエーションのキーワードでSEOを施しておくことである程度回避できます。例えばSEOにおいてたった1つのキーワードでのみ最適化をしていた場合、そのキーワードの浮き沈みによって直接影響を受けることになります。しかし、10,50,100・・・と多くのキーワードで対策を施しておけば、ある一時点において全てのキーワードで上位ランキングを失う可能性は低いためリスク分散が行えます。株取引において様々な銘柄を組み合わせてポートフォリオを組んでリスクヘッジを行うのと同じことです。
リスク要因4:検索エンジンアルゴリズムの変更
検索エンジン会社は検索サイト利用者に、検索に対してより的確な情報を提供できるように日々検索エンジンアルゴリズムの開発・改良に努めています。例えばGoogleは2007年に450回以上も検索アルゴリズムを改良しています。一方で一行に減らない検索エンジンスパマーの様々な悪質な手口に対応するために様々なスパムフィルターや対策を行ってきます。
つまり、検索エンジンのWebページ評価に関するルールは日々変更されていることを意味します。従って、かりにあなたが全くWebページに変更を加えていなくても3ヶ月前は1位に表示されたページが今は50位以降に表示されるようになることもあるのです。あるいは、今まで過度な SEOテクニックを駆使して1位に表示されていたのにある日突然検索結果ページをいくらめくっても見つからないほどランキングが低下してしまうこともあるわけです。たとえ今あるキーワードでランキングが1位であっても、明日も1ヶ月後も3ヶ月後も1位で表示され続けるという保証はどこにもありません。
この説明を顕著に示す事例がありますので紹介しましょう。下記の図をご覧下さい。
これは、ある会社A~Cのある検索キーワードにおけるランキングの変動推移をグラフ化したものです。会社Aは私がSEO/PPCを担当した企業のものです。会社Bと会社Cは、ある別のSEO会社があるクライアントに対してSEOを提供していた時のものです。
会社Aに対してはSEOを実施してから3ヶ月経過後あたりから効果が出始め、以後2003年4月まで安定して上位に表示されています。この時のキーワードは比較的広い意味を持つSEO的には少々難しいキーワードですが、適切な最適化作業を施していればこの例のように安定して上位に表示ができることを示しています。
今度は会社Bをご覧下さい。このWebサイトは調査した2002年5月から安定して上位に表示されていたのですが2002年10月から2003年1月まで検索エンジンから削除されています。なぜこの期間に消滅したかというと、実は会社Bはクローキングという手法を利用していたのです。クローキング用にドメインを取得、whois にも虚偽の情報を記載するなどかなり手の込んだ手法を使っていました。しかし Google はクローキングによるSEOは検索エンジンスパムとみなすというスタンスをとる会社です。2002年10月はおそらく Google がクローキングに対して何らかの対策をうったのでしょう。この会社Bを担当していたSEO会社は他のクライアントにもクローキングを提供していたのですが、それも全て検索エンジンから削除されていました。
この会社Bが実施していたキーワードは、その業界では比較的コンバージョン率が高い人気キーワードでした。おそらくかなりの売上げをサーチトラフィックに依存していたはずです。しかしクローキングという手法に依存したためにこのような結果となっています。
今度は会社Cです。会社Bと同様のSEO会社が実施していたものです。こちらは隠しキーワードや CSS Positioning による画面外にテキストを並べるという手法を使ってあるキーワードでSEOを施していました。しかし2002年11月以降から急激に順位を下げ、ほとんどサーチトラフィックを得られない状況となっています。
適応は適応能力を締め出す
"Adaptation precludes adaptability"(適応は適応能力を締め出す)という言葉があります。ある環境に適応しすぎると、その環境が変化した時に対応する適応能力が奪われるという意味です。同じように、Google のアルゴリズムに関心を寄せすぎ、Googleアルゴリズムを逆手にとって「今のアルゴリズムに」対応したSEOテクニックばかり用いると、そのアルゴリズムが変化した時に全く対応できなくなりランキングが大きく低下することがあるのです。アンカーテキストが効果的だと聞いて、ユーザビリティや導線を考えずにリンクテキストばかり用いると、Webサイト全体の使い勝手が悪くなるばかりか、検索アルゴリズムが少し変わった時に今までは「よく最適化されたサイト」と判断されていたものが突然「スパムサイト」とみなされてしまうのです。
あまり過度にSEOテクニックに走ることは、一時の効果が得られる一方で順位にマイナス変動を及ぼすリスクもあることを認識する必要があります。「それでもサーチトラフィックを増やす必要があるから」とSEOテクニックに走るのであれば、先述した米国企業の例のような問題が発生し売上げが激減しても、そのリスクは甘受しなければなりません。
サイト内リンクと外部リンク最適化のフレームワーク(考え方)
サイト内外のリンク最適化の具体的な施策を学ぶ前に、これらの個々の手法を適正に行使すると共に個々の状況下において適切な判断を下せるよう、リンク最適化作業を行う際の考え方の土台(フレームワーク)について説明をします。
早く具体的な施策を知りたい方もいるでしょうが、まず「SEO におけるリンク最適化で、最低限守らなければいけない事項は何なのか、どのような考え方をしなければいけないか」をきちんと学んでください。
特に近年の日本国内では個々のテクニックばかりが先行してそれを活用するための基礎知識がないために、不適切な利用方法によってクローラーには良くても訪問者にとっては著しく不適切なリンクが平気で設置されている例が後を絶ちません。切れ味の良いハサミがあっても、「ものを切るものであって他人に危害を与えてはいけない」という前提があれば人の指を切ってその切れ味を試したりは決してしないでしょう。これと同じことです。
サイト内最適化の目標
サイト内リンク最適化に取り組む際には、次のことを念頭において下さい。
(1) クローラーがWebサイト内のページを巡回し各ページの役割を理解できるように適切な形式でリンクを埋め込むこと
(2) 訪問者が快適に閲覧でき、目的を達成するために円滑にサイト内を移動できるよう、適切なナビゲーションを設置すること
私たちは構築したWebサイトを適切に検索エンジンに登録し、関連キーワードで検索した時に該当するWebページが検索結果に表れることを期待します。クローラーはリンクを通じて新たなページを発見してインデックスに登録していきますから、まず第1にクローラーが読めるリンクを設置することが必要です。これが (1)。
次に (2) についてです。SEO 対策上は確かにクローラーのことを考えなければいけないのですが、人間という訪問者をないがしろにすることはできません。最終的に購買や資料請求などのアクションを起こすのはクローラーではなく人間です。人間=訪問者にも理解できるリンクを設置しなければなりません。当然、私たち訪問者は考える意志があり、その時に必要な情報に応じてリンクをクリックしていきます。必要な情報がどこにあり、どのリンクを辿るとどのページに行くのか、それを明確に表現したナビゲーションが構築されていることが求められます。
この後も何度もしつこく繰り返しますが、(1) (2) の2つの前提を決して忘れないでください。Webサイトの訪問者は「人間」と「クローラー」です。この両者が閲覧するという前提で最適なリンクを埋め込むことが目標です。
従来のWebサイト構築の問題点は、訪問者は「人間」だけを前提としていたために、時として(ブラウザを通じて構築された視覚的表現を通じて閲覧する)訪問者にとっては問題なくてもクローラーには意味がない、あるいは読み込めないリンクが存在した点です。今後は、ブラウザを使った人間のみならず、ソースコードを閲覧するクローラーも念頭において下さい。
サイト外リンク(外部リンク)最適化の目標
サイト外リンク最適化に取り組む際には、次のことを念頭において下さい。
(1) ユーザーに非常に有益な質の高いWebサイトを構築するのが最も近道
(2) トピックの関連性が高いWebサイトからのリンク獲得に主眼をおくこと
(1) 私は他人に対して SEO の施策について説明する時に、「質のいいサイトを作れば上位に表示できる」とは決していいません。なぜなら「良いサイトを作れば上位に出る」というのは、受験生に対して「勉強すれば東大受かるよ」というのに等しく、それ自体は正しいかも知れませんが非常に曖昧で、かつ、そう言われた側に対して何の解決策も与えていないからです。
とはいえ、外部リンクの最適化に関しては「質の高いWebサイトを作れ」これが王道で究極の対策です。訪問者に対して価値ある情報を提供している、リンクをしたくなるようなWebサイトを構築すること、これが最高にパフォーマンスの高く、これに勝るものはありません。
SEO リンク対策は、サイト"内"とサイト"外" で異なる
さて、検索エンジンがリンクを評価するポイントを理解したところで、Webサイト運営者側の視点から SEO の一環としてのリンク対策のお話に移りたいと思います。ただし、一口にリンク対策といっても、あなたが所有するWebサイト内のリンクを適切に設置する「サイトの中」の話と、あなたが所有しないWebサイト(つまり、他人のWebサイト)からリンクを獲得する「サイトの外」の話を分けて考えなければいけません。これはなぜでしょうか。
サイト内リンクの最適化と、サイト外リンクの最適化には大きな違いが1つあります。それは、リンク設置を決定する権利は誰が持っているか、ということです。つまり、所有するWebサイト内においてはどこのページから、内外問わずどこのページに対してどのような形式でリンクを張るのか、全て所有者であるあなたが決定できます。つまりサイト内リンクの最適化はWebサイト運営者が完全にコントロール可能であり、力量次第でいくらでも理想的なリンク対策が可能です。
これに対してあなたに所有権がない外部Webサイトについては、どこのページからどこのページに対してリンクを張ってもらうか、コントロールする権利は一切ありません。あくまでその外部サイト所有者の判断に委ねられます。外部サイトに対して「お願い」という形で希望を伝えることはできるかも知れませんが、相手がそれに従うか、それを強要することはできません。つまり、外部サイトからのリンク最適化はSEO実施者自身にコントロールする権利が基本的にないため、対策が非常に難しいという側面を持ち合わせています。
さらに、サイト内のリンク最適化で求められるものと、サイト外のリンク最適化で求められるものは異なっていますので、これを分けて対策を考えていかなければいけません。
(2005年1月)
検索エンジンはリンクの「数」「質」「関連性」「アンカーテキスト」を評価する
検索エンジンが用いている「分析・評価対象となるリンク情報」とは主として次の4つを指します。
リンクの数(Number)
評価対象となるWebページに対してどれだけのリンクが張られているのかを評価します。例えばWebページAが外部ドメインのページから合計して100個のリンクを獲得している一方で WebページBが外部ドメインのページから合計して 50個のリンクしか獲得していないのであれば、単純に数だけで比較すればWebページAの方が評価が高いわけです。ここではリンクを「支持投票」と捉えて評価しています。リンクの質(Quality)
ある1つの張られたリンク元のページが、どれだけ権威あるWebページであるか、どれだけ質が高いWebページであるかを評価します。つまり、同じ1つのリンクを張られるのであれば、リンク元ページの評価が高ければ高いほど、そのリンクも価値があるということです。例えば世の中の誰も知らない、こっそりと開設されている個人ホームページから1つのリンクが貼られるよりも、Yahoo!JAPAN のディレクトリーからリンクが張られた方が、より価値のあるリンクであるということです。先ほどリンクの数で「支持投票」と表現しましたが、その支持投票を投じる側の質によって、1票の重みが変わるわけです。リンクの関連性(Topicality)
ある1つのリンクにおいて、リンク元ページとリンク先のページがどれだけ関連性があるかを評価します。ここでいう「関連性」とはWebページの情報がトピック・テーマという観点でどれだけ繋がりがあるかを示します。例えば、ある相対性理論について論じたWebページがあった時、スペインサッカーリーグの情報を扱ったWebページからリンクをもらうよりも、同じ相対性理論について論じているWebページからリンクをもらった方が、リンク元とリンク先ページ相互に関連性が認められますので後者のリンクの方が高く評価されます。同じ支持投票でも1票の重みが変わることを意味します。また、先に挙げたリンクの数と質はあくまで評価対象となるWebページが「どこからリンクを張られているのか」という視点で判断されるのに対して、関連性は評価対象となるWebページが「どこから」だけでなく「どこに対して」リンクを張っているかも問われる点が異なる点にも着目してください。
アンカーテキスト(anchor text)
あるWebページを他のページが何と表現しているのかを評価します。具体的には、リンク元サイトのアンカーテキスト部分の情報を元にリンク先ページの内容を判断しようとするのです。Webページが相互にリンクを張り合う時、多くはアンカータグが用いられます。このアンカータグ内に記述された文字情報を「アンカーテキスト」と呼びますが、このアンカーテキスト内の言葉をリンク先ページと関連づけます。なぜならアンカーテキストには通常、リンク先ページに関連する言葉を記述するものだからです。
つまり、例えば
<a href="http://www.asahi.com/">新聞社</a>
と記述した時、「新聞社」という言葉とリンク先である asahi.com (アサヒ・ドットコム)のページが関連あるものと評価するのです。
また、単にアンカーテキストとリンク先を関連づけるのではなく、アンカーテキストの言葉とリンク先ページのコンテンツとの関連性も評価されます。つまり、
(1) <a href="http://www.asahi.com/">ここをクリック</a>
(2) <a href="http://www.asahi.com/">朝日新聞のWeb版</a>
(1) と (2) を比較すると、asahi.com とアンカーテキスト「ここをクリック」とはトピック的に何の関連性もありませんが (2) は「朝日新聞」と asahi.com とに関連性があります。従って同じリンクの評判に関する評価でも後者 (2) の方が高く評価されます。
(2005年1月)
検索エンジンは何故リンク構造からページの重要性を評価するか?
Webの特徴の1つは、無数に点在するWebページがハイパーリンクによって結ばれていることです。「Webサーフィン」という言葉があるように、ユーザーはリンクをクリックしていくことで次々と様々な情報にアクセスすることができます。これがインターネットが爆発的に普及した要因の1つでもあります。
このリンクによるWebページの結びつきは、ユーザーの利便性のみならず検索エンジンサービスそれ自体の向上にも貢献しています。なぜなら検索エンジンはWebページの評価の際にリンク情報を分析・評価しているからです。現在の主要な検索エンジンは皆Webページのリンク要素を評価対象に加えています。例えば Google の PageRank は有名ですが Inktomi、Ask Jeeves (Teoma)、AlltheWeb といった検索エンジンも検索結果決定の際の重要な要素として考慮しています。
では、検索エンジンはこのリンク情報のどのような側面に着目して、どのように活用して検索結果のランキングの際に用いているのでしょうか。
通常、私たちが自分のWebサイトから外部ドメインのサイト(自分が所有しないサイト)にリンクを張る時、どういった目的でリンクを張るかを考えてみましょう。まず、Webサイト制作者はあるページに対してリンクを張るとき、訪問者にそのリンク先を閲覧して欲しいからリンクを張っています。このリンクには様々な意図が込められており、例えば友人・知人のサイトに対してリンクを張るのであれば「紹介」という意味を込めています。ある話題については別のサイトに詳しく書いてあるからそちらを見てもらいたいという意味であれば「参照」です。無料のアクセスログ解析やCGIスクリプトを利用させて頂いた代わりにリンクを張るのであれば「お礼」です。
いずれにせよ、あるWebページから別のWebページに対してリンクが張られた時、相互に何らかの関連性があると共に、リンクを発した側はリンク先のページに対して情報の価値を認めたことを示唆しています。例えば、育児と情緒応答性に関して論じたWebページから精神分析学のページにリンクが張られることはあっても、沖縄の健康食品を販売するWebページに対してリンクが張られることは通常ありえません。同様に静岡おでんのWebページからおでん関連のページへのリンクが張られることはあっても、北海道の中古自動車のWebページに対してリンクが張られることはあり得ません。
このようなリンク構造の特性に目をつけて、検索エンジン会社はWebページの評価の際の1つの要素としてリンク情報を取り入れるようになったのです。
(2005年1月)
「Yahoo!上位表示の55%はクロスリスティングのディレクトリに登録済み」 - クロスリスティング、ジーネットワークス共同調査 (2008/04/25)
Yahoo! & Google 検索エンジンで10位以内に表示されているサイトのうちYahoo!は55.6%、Googleは43.4%がクロスリスティングのディレクトリサイト(モンキーポッド)に登録済み - 株式会社クロスリスティングと株式会社ジーネットワークスは2008年4月25日、ディレクトリ登録の有効性についての調査結果を発表した。
各検索エンジンで10位以内に表示されているサイトと41位~50位、91位~100位に表示されているサイトを比較すると、ヤフーでは10位以内の登録状況は「55.6%」、41位~50位「21.5%」、91~100位「12.3%」、グーグルでは10位以内の登録状況は「43.4%」、41~50位は「21.6%」、91~100位「15.2%」と検索結果上位のサイトほどディレクトリ登録しているサイトが多かった。
本調査は、2007年1月1日~11月30日の期間にジーネットワークスが運営しているSEOツール「DoctorSEO」の利用者が入力したキーワード上位300キーワードの内、固有名詞(会社名、サービス名称)、複合語、地域に特化したキーワードとクロスリスティングに登録する際に厳密な審査を要する分野のキーワードを削除した136キーワードで検索をした際のヤフー、グーグル、MSNでの検索結果上位100以内に表示されているサイト(2008年4月中の検索結果)のクロスリスティングのディレクトリへの登録率を調べた。
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ある程度の規模があり、審査制度を設けたディレクトリ型検索サイトへの登録は、「その1本のリンクがどれだけSEOに効果があるか?」という考え方ではなくて、「有効なリンクを1つ1つ増やす、ベストプラクティスの積み重ね」という観点から、登録の可否を判断するのが望ましい。1本1本の定性・定量的観点からジャッジしたいという理由も十分に理解できるけれども、複雑なリンク分析を通じてサイト(ページ)を評価する検索エンジンの仕組みにおいて、1本1本を単体で考慮しても適切な判断はできないから。そういう意味で、この調査結果の内容にかかわらず、基本的に国内のSEOを考えるなら登録しておくことをすすめます。有料なので個人だと躊躇するでしょうけど。
あとこの調査結果、クロスリスティング(モンキーポッド)に登録したからSEOの効果があるというか、「そもそも上位に表示されているサイトはSEOを意識していて、当然ディレクトリにも登録していた」、というだけなんじゃないでしょうか。つまり、モンキーポッドに登録したことで劇的に検索上位に上がったわけじゃないでしょ?
株式会社ジーネットワークス
http://www.gnetworks.co.jp/
株式会社クロスリスティング
http://www.xlisting.co.jp/
ディレクトリ登録審査サービス クロスレコメンド
http://www.xlisting.co.jp/registration/
【お知らせ】 プレスリリース、新商品・サービスのご連絡について
お問い合わせフォームより、企業様よりプレスリリースや新商品・サービス発表のご連絡を頂くことが多くなってきましたので、ここで手続きについて説明をさせて頂きます。
1. SEMリサーチにて掲載対象となるニュースは、サーチマーケティング領域、及び関連領域(ソーシャルメディア、最新のターゲティング系ネット広告など)です。それ以外の事柄を通知いただいても、取り上げることはまずございません。
※ 一部のPR会社様が定期的に、ネジや金型、SEMと全然関係ない話題ばかりのプレスリリースを送られてくるのですが、迷惑ですのでご遠慮願います。
2. リリースなどを送る場合、事前承認は必要ございません。よく「~送ってよいですか?」という質問を頂くのですが、勝手にお送り頂いて結構です。また、私と過去に名刺交換したことがあり、連絡先アドレスをご存知の場合はプレスリリースのファイル(PDFまたは.doc)を添付して直接連絡していただくことも可能です。
3. ご連絡を頂いても、必ずしも掲載を保証するわけではありません。私の所属する会社(アイレップ)から見て競合となる企業様からの各種発表でも掲載しますし、逆に全然関係なくても掲載しない場合もあります。基本的に(1)ニュースバリュー、(2) マーケットにおけるインパクト、(3) 私の興味、メモ、(4)読者の興味 で判断しています。
4. Googleニュースで常時チェックをしていますので、たとえばNews2UなどGoogleニュースの検索対象となっているプレスリリース配信会社を利用している場合、わざわざご連絡頂かなくても情報をキャッチすれば掲載をしています。GoogleニュースにヒットしやすいNews2Uご利用の企業様はまず連絡なくても大丈夫です。しかし経験上、私は Value Press のものは見逃す場合があります。
[追加]
5. 本サイトは企業の皆様のサービスをPRする場所ではありません。私の編集方針に従って掲載します。たびたび度が過ぎる受け入れ難い編集への介入が行われる場合、当該企業の一切の情報を取り扱わない場合があります。
以上です。
2008/04/25
渡辺隆広
Google、アフィリエイトネットワーク広告を開始
米Googleは2007年6月30日、アフィリエイトネットワーク広告の展開を開始した。昨年買収した米DoubleClickが保有していたPerformicsを再ブランディングした。
Google、数分前の検索クエリを利用した行動ターゲティング型アドワーズのテスト開始
米Google製品管理担当ディレクター・Nick Fox氏は、ユーザーの過去の検索行動を参照した新しい行動ターゲティング型アドワーズ広告の試験を行っていることを明らかにした。
[調査] 日本の検索エンジンシェア 2008年4月 - ニールセン・オンライン調べ
朝日新聞2008年6月28日付けの記事(ネットの海 主戦場、14面)にニールセン・オンライン調べの日本の検索エンジンシェアが紹介されています。

SOURCE: Nielsen Online, April 2008
[調査] SEO - 検索順位とクリック数の関係 - 米AOLの検索行動データより
検索エンジンにおける掲載順位と予想できるクリック数、クリック率の関係について質問を受けることが時折ありますので、過去に紹介したことがありますが改めて、検索順位とクリック数のデータを紹介します。

Google、サイト属性を調査できる「Google Ad Planner」をリリース
米Googleは2008年6月24日、アドワーズ広告主や広告代理店向けのメディアプランニングツール「Google Ad Planner(グーグル・アドプランナー)」をリリースした。現在、英語のみ対応している。
Google、Nokiaスマートフォン向けの検索ショートカットを8カ国に対応
米Googleは2008年6月23日、フィンランドの携帯端末メーカー・Nokiaのスマートフォン用に提供していた検索ショートカット機能を8カ国に対応させたと発表した。これまで米国ユーザー向けに提供していたが、実際には世界中のユーザーがそれをダウンロードし利用していたという。
グーグル、「Google Webmaster Tools」のAPIを公開
米Googleは2008年6月20日、サイト管理者向けのツール「Google Webmaster Tools」のAPIを公開した。