米Yahoo! Search、Twitterのつぶやきを検索結果に統合
米Yahoo!は2009年12月10日、Yahoo! Search (yahoo.com)の検索結果内にTwitterのつぶやき(tweet)表示を開始した。
Yahoo!は11月19日に、Yahoo! Newsのショートカットに動画や写真とともにTweetを含める検索サービスを開始しているが、今回は検索結果の最下部にTwitterの表示枠を設けた。Twitterでホットな話題ではなく、Yahoo! Search上で話題となっている検索クエリで検索した時に、該当する関連性の高いTweetを表示する。この「ホットな話題」は、Yahoo! Searchのアルゴリズムによって、検索クエリのスパイク(検索数が急上昇すること)を検出することで特定する。
GoogleとBingはTwitterと正式に提携して、あらゆるTweetにリアルタイムでアクセスできるTwitter Firehoseを利用する契約をしているのに対して、Yahoo!はTwitterのパブリックAPIを利用している。したがって、GoogleはリアルタイムにTweetを表示するのに対して、Yahoo!のそれは数分前~数時間前のものとなっている。
More Tweets in Yahoo! Search Results [Yahoo! Search Blog]
http://www.ysearchblog.com/2009/12/10/more-tweets-in-yahoo-search-results/
バイドゥ、日本語入力システム「BaiduType」公開
バイドゥ株式会社は2009年12月16日、日本語入力システム「BaiduType」(バイドゥタイプ)ベータ版を公開した。
BaiduTypeは「IME(Input Method Editor)」の1つ。大量のWebページなどのリソースをベースにした統計的言語モデルを採用し、単語同士の共起関係(n-gram)などを利用することによって、より自然な変換候補のランキングを追求しているという。ウェブリソースを活用しているため、人名・タイトル名などの固有名詞や、ホットワード(流行語)などの新語にも対応している。
ただし、Webリソースにはノイズや不適切な表現も数多く含まれていることから、今後、変換モデルやデータの改善を重ねていく。
BaiduType
http://type.baidu.jp/
米Yahoo! Search、地元のビジネス情報の検索が簡単に
米Yahoo!は2009年12月15日、地元のビジネス情報が簡単に検索できるように改良したことを公式ブログで明らかにした。
米Yahoo! Searchは「自動車修理」や「ヨガ」などのクエリと、地域を特定するクエリを組み合わせて検索すると、該当ビジネスのショートカットリンクを表示していた。しかし、Yahoo!のユーザ調査によると、検索ユーザがクエリで地域を明示していなくても、検索場所周辺のビジネス情報を求めているケースが少なくないことが判明したという。
そこで、検索クエリに地域を表す文字列が含まれていなくても、IPアドレスなどの情報を用いて検索場所を特定し、該当地域のビジネス情報のショートカットを表示するように改良された。たとえば、パロアルトで"evvia"と検索すると、パロアルト内のevviaのショートカットリンクが表示される。
また、ビジネスチェーンやカテゴリ、あるいは指定した都市周辺のビジネス情報などを絞り込み検索できる機能も追加された。
Get More Personally Relevant Results When You Search for Local Businesses [Yahoo! Search Blog]
http://www.ysearchblog.com/2009/12/15/get-more-personally-relevant-results-when-you-search-for-local-businesses/
[大学]の検索結果から考える URL と SEO
Yahoo! 検索で『大学』と検索してみてほしい。1ページ目には、大学公式サイトのほか、title 要素に「大学」を含み、大量の外部リンクを集めた一部の情報サイトが表示されている。その中で、ある不思議なページが上位表示され続けている。
長期間5位以内に表示され続けているのは、ある予備校のサイトの大学入試情報ページである。このページは title 要素に「大学」を含んでいないなど、本格的な SEO は行われていないと推測される。
2009年11月22日現在、上位30位までの間で title 要素に「大学」を含まないサイトはこのサイトだけである。そしてこのサイトは、弊社の記録では2年以上前から5位以内を維持しているのである。
Yahoo! 検索では、公式サイトが上位表示されやすい傾向がある。「大学」という検索でも膨大な数の大学公式サイトが並んでおり、大学の公式サイト以外を上位表示させるのは容易ではない。その中で予備校のWebページが数年にわたり上位表示されている理由について説明しよう。
予備校の情報が表示される原因
上位表示されている予備校の大学入試ページは、Web サイト内および Web ページ内部では SEO を考えた構成が取られていない。また、検索エンジンから評価される外部サイトからのリンクも、他ページと比較して大量のリンクを集めているわけでもない。
しかし、このサイトには他には無い大きな利点がある。10年以上前から同じ URL で価値あるコンテンツを公開し続けていることである。この Web ページを、過去の Web の情報を確認できるサイトで調査すると、1998年から同じ URL で大学入試の難易度など、非常に価値があるコンテンツを公開し続けてきたものと推測できる。
入試シーズンになると自然とリンクが集まるコンテンツを毎年同じ URL で公開しつづけ、10年に渡ってリンクが集まり続けた結果、他サイトのように内部の最適化や大規模なリンクを集める施策を行わずとも、検索エンジンからの評価に繋がっているものと推測される。
今回の Web ページは、他の検索エンジンの「大学」検索でも高い順位となっているわけではない。しかし、この Web ページが外部リンクを効果的に受け続けることは、Web サイトの全体の SEO 評価に結びついていると考えられるだろう。
同じ URL を使い続ける利点
今回挙げた例以外でも、同じ URL を使い続けることには様々な価値がある。直接の SEO の価値以外にも、ブックマーク機能を使うユーザーが混乱しない、関係サイトからのリンクの張替えの必要がないなど、複数の利点があるだろう。
SEO 観点だけで考えるのであれば、URL 変更を行ったとしてもリダイレクトを適切に行うことで、その SEO 価値を活かし続けることは可能である。ただ、リダイレクトを行った場合、いくらかのリンク価値は減衰すると考えられる。サイトのリニューアルや移転などでの URL の SEO ベストプラクティスは、適切なリダイレクトではなく、URL を変更しないことである。
しかし、同じ URL を使い続けることは必ずしも最適ではない場合もある。検索エンジンから評価されづらいサイト構造や URL のルールを使い続けることは、長期的なプラスにならないだろう。また、リニューアルなどでサイト構造が変わったにも関わらず、リンクが集まった重要なページだけ URL を変えないということは、運用ミスを招くことも考えられる。
重要なコンテンツを公開する URL は変更を行わず、同じ URL を使い続けるのが SEO 観点では最適である。もしも変更を行う場合には、2度と変更しないで済むように、サイト構造と SEO 観点の両方で最適なものにすることが必要であろう。
資産としての URL を失わないために
毎年のようにリニューアルを行い、デザイン改編とともに、URL 構造の変更を繰り返すサイトがある。組織や体制の改編の度に公開されているコンテンツの URL も変更されるサイトがある。それらは、Web ページの SEO 価値を定期的に捨てているとも言える。
もし URL 構造が、Web デザインや担当組織など変動しえる内容を元に考えられたものではなく、変わらない内容、例えば想定顧客層などを元に分類・整理していたのならば、長期間に渡り URL を変更する必要はないだろう。そのことは、冒頭で説明した Web ページのように、貴方の Web ページの力を着実に溜めていくための力となるだろう。
検索エンジンが Web ページを評価する価値の多くは、ドメイン・URL に対して紐づけられる。その価値を最大化するために、自分のサイトが10年後になっても使える URL・サイト構造になっているかを考えてみてはいかがだろうか。
執筆:株式会社アイレップ SEM 総合研究所 辻 正浩
Jストリーム、企業の公式映像をバイドゥ動画検索サービスで検索可能に
株式会社Jストリームは2009年12月14日、同社が配信する企業の公式映像コンテンツをバイドゥ(baidu.jp)で検索可能にするトライアルサービスの提供を開始した。
GoogleやBingの動画検索サービスが対象とする範囲(インデックス)は、主にYouTubeやニコニコ動画、Dailymotion、 Ameba Visionなど、動画共有サイト上の動画コンテンツ(シェアード型)が中心。企業の公式サイトで提供されている動画コンテンツ(ホスト型)を、動画検索サービスを通じて探し出すことは比較的困難な状況になっている。
今回のトライアルは、Jストリームが同社の顧客企業の映像コンテンツのインデックスをバイドゥに提供することで、キーワード検索を可能にした。同社公式ブログによると、たとえば、「パナソニックオープン」と検索するとch.panasoni.co.jpの動画が先頭に表示される。
Jストリームは、Baidu動画検索サービスにおいて、企業の公式動画を検索可能とするトライアルを実施
http://www.stream.co.jp/company/press/2009/091214/
ヤフー、SearchMonkeyに対応 - Yahoo!検索プラグインを公開
ヤフーは2009年12月16日、検索結果に多くの有益な情報を表示する、SearchMonkey(サーチモンキー)の日本国内の導入を明らかにした。同日、SearchMonkeyを有効にするための「Yahoo!検索プラグイン」を公開した。SearchMonkeyは今年3月に国内導入検討が明らかにされていた。
SearchMonkeyは2008年5月に米国で提供開始された、Yahoo! Searchのオープンプラットフォーム。「検索結果を使いやすく、魅力的にする」ことをコンセプトに掲げており、検索結果に文字だけでなく写真や価格、レビューの星の数、動画、ディープリンク(サイト内リンク)などのリッチなコンテンツを掲載できるようになる。
詳細な情報を掲載するためには、サイト運営者は(1)構造化データの提供、(2) 検索プラグインの開発、の2つの手順が必要となる。まず、RDFやmicroformatsなどのセマンティックマークアップを使って価格やレビューなどの情報を整理した構造化データを作成し、Yahoo!Japanに送信・共有する必要がある。また、検索結果の表示内容を変更する検索プラグインを別途開発・ユーザーに提供する。ユーザがそれらのプラグインを設定することで、検索結果のサマリ部分に多くの情報が表示されるようになる。今回、提供開始されたYahoo!検索プラグインはその検索結果の表示方法を制御するためのプラグインだ。
公開されたプラグインは、Yahoo!知恵袋やYahoo!グルメなどのYahoo!JAPANサービスのほか、ぐるなび、グルメウォーカー、All About、クックパッド、ビッダーズ、OKWave、Wikipedia、レシピ大百科、食べログ、キッコーマンホームクッキング、楽天オークションなど、レシピ、グルメ、レファレンスなどのジャンルから合計20個ほど。いくつかのプラグインは、デフォルトで設定された状態になっている。
ヤフーは2010年春から、誰でもプラグイン開発に参加可能にする開発ツールを公開する予定。サイト運営者が構造化データとプラグインを開発・用意することで、自分のサイトが検索結果に現れたときに、より魅力的な情報が提供できるようになる。
検索会社によるセマンティックウェブへの取組みは、米Yahoo!がSearchMonkey(2008年、米国)で先行した。当初静観していたGoogleは2009年5月にリッチスニペット機能を発表し、同じくRDFやmicroformatsによる構造化データのサポートを開始した。両社ともに、価格やレビュー、平均価格などの情報を構造化して検索エンジンと共有することで、検索結果をより便利にする点は共通だ。
セマンティックウェブという言葉自体はずっと昔から存在したが、それに対応することの明確なメリットがなかったことから浸透しなかった。しかし2大検索エンジンがともに構造化データをサポートすることで、「トラフィック」獲得という導入する明確な理由が生まれた。とりわけ日本では過半数のシェアを握るYahoo!JAPANが対応したことで、順次、導入が進んでいくことが予想される。
検索結果を見やすく魅力的にする「Yahoo!検索プラグイン」を公開しました
http://searchblog.yahoo.co.jp/2009/12/searchmonkey.html
cf.
解説:Yahoo!JAPAN、SearchMonkey日本版を公開、検索プラグイン提供開始 [サーチエンジン情報館]
米Yahoo!、Search BOSSを刷新、3つの検索ソリューションを発表
米Yahoo!は2011年12月7日、Search BOSS(Build Your Own Search Service)の新しいウェブサイトを公開すると同時に、3つの検索ソリューション - BOSS Hosted Search, BOSS Site Search, BOSS Shortcutsを発表した。BOSS Hosted Search 及び BOSS Site Search は同日よりグローバルで提供を開始、BOSS Shortcutsは米国、カナダ、インド、英国での提供となる。
ご挨拶:2012年もよろしくお願いします
あけましておめでとうございます。2012年もSEMリサーチをどうぞよろしくお願いします。
以下、お知らせです。
- 更新開始(再開)は1月中旬を予定しております。もうしばらくお待ちください。
- 本年より運営・編集方針を若干変更します。変更するというよりも、昔のスタイルに戻す予定です。具体的には、海外関連の記事数を大幅に増やす一方で、国内関連を若干減らします。
- SEMリサーチは2011年8月で運営9年目を迎えました。ここ2年ほどは更新が若干不定期となっておりますが、当面は運営していきますので皆様今後ともよろしくお願いします。少なくとも2013年8月まではがんばります。
- mixiページで開設していたSEMリサーチのページを閉鎖しました。Facebookページは引き続き運営して参ります(Google+ページは開設済みですが運営未定)。SEMリサーチの記事をフィードで配信するだけでは面白味がありませんので、Facebookの方は何かコンテンツを追加する予定です。
- 年内のどこかのタイミングで、SEMリサーチで公開する一部記事の言語を英語に変更する予定です。(従来の日本語記事を残したまま)英文記事を追加するのか、日本語記事を減らして対応するか等、詳細はまだ決定しておりません。
英語化について:会社(アイレップ)がグローバル展開を強化していることもありますが、私個人としても海外のカンファレンスにスピーカーとして登壇する等、海外に目を向けた取り組みを強化していきたいという意向があります。
gooウェブ検索、キーワードと関連性高いTwitterツイートを検索可能に
NTTレゾナント株式会社が運営するgooウェブ検索は2012年1月23日、検索キーワードと関連性が高いTwitter上でつぶやかれたツイートを検索結果の上部に表示すると発表した。PC版とスマートフォン版のgoo検索が対応。
米Google、ページレイアウト分析アルゴリズムを改善 [詳細版]
米Googleは2012年1月19日、ウェブページのレイアウトやコンテンツボリュームを分析するアルゴリズムに変更を加えたことを明らかにした。同社Matt Cutts氏(Distinguished Engineer)は、検索利用者がより高品質なウェブサイトを発見できるようにするための改善策の1つだと述べている。
[SEO] 「位置情報やモバイル端末による振り分けはクローキングではない」Matt Cutts氏によるクローキング解説ビデオ
米GoogleのMatt Cutts氏(Distinguished Engineer)がクローキングについてビデオで解説を行った。
米Google、スマートフォンサイト専用のクローラを発表 Googlebot-Mobile
米Googleは2011年12月15日、スマートフォンサイトのコンテンツをクローリング(巡回)することを目的としたスマートフォン版Googlebot-Mobileクローラを発表した。スマートフォンユーザーの増加とともに急増するスマートフォン向けにデザインされたサイトコンテンツに対応する狙い。