[解説] 時系列で見るSEOのパフォーマンス


「時系列で見るSEOのパフォーマンス」 (japan.internet.com) のグラフについて解説


2006年08月22日 11:40 | ニュース 06H2 | TrackBack (0) | 執筆:

時系列で見る SEO のパフォーマンス [japan.internet.com]
http://japan.internet.com/busnews/20060822/27.html

本日のjapan.internet.comの記事にて掲載したグラフについて補足解説をします。

グラフが見づらいですが、縦軸が検索順位(1位~50位)、横軸が時間(2006年5月1日~2006年8月15日)を表します。4つのグラフはそれぞれ、「人材」「旅行」「金融」「ショッピング」から、あるキーワードを取り上げています。検索エンジンはGoogleまたはYahoo!です。

上3つのグラフの最上位部分を見ていただくと、いずれの線もほぼ水平になっていることがわかります。これは検索最上位(1~6位)は3ヶ月半にわたり検索順位が変わっていないことを示しています。検索数が多く、様々な消費者の意志(インテンション)がこめられているであろう一般キーワードにおいては、大概こうした傾向が見られます。SEOの技術的観点からは、こうしたキーワードは何らかの手段によって大量の外部リンクを獲得していることと、インデックス更新による順位変動の影響を受けやすいことが要因として考えられます。

一番下のグラフは「ショッピング系」に属する、とあるキーワードですが検索中位~下位において非常に激しい検索順位の変動が観察されます(急上昇/急降下している線が多いですね)。商品カテゴリ/ブランド/型番系のキーワード、あるいはキーフレーズにおいてこうした傾向が見られます。掲載はしていませんが、書籍やDVDカテゴリのキーワードにおける検索順位の推移を追っていくと、頻繁に検索順位変動が観察されます。こうしたキーワードはCGMで多様されますし、新商品の発売などによるインデックス更新の影響を受けること、そもそも適度にSEOされているページが少ないために結果として順位が不安定になるのではないかと推定されます。

このように検索順位を連続して追っていくと、例えばSEOは「検索アルゴリズムが順位を決定するから、(永続的に1位を獲得できるわけではないため)効果が継続しない、常にアルゴリズムの変化を追い続けなければいけないから大変」などといわれますが、実は最上位のグループはそんなに順位変動が起きていないわけで(=このレベルまでSEOすれば順位は安定してしまう)長い期間で見るとリスティング広告との比較でパフォーマンスは良いという見方もできるでしょう(あくまで両者を比較した場合の話です)。

最後に訂正です。japan.internet.com 記事中のAOLの検索データですが、このデータ取得期間は正しくは「2006年3月~5月」でした。お詫びして訂正いたします。













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