Google サイトスピードは本当に重要?

「サイトのロード時間が速いほどGoogleに有利」「ページ読込速度が遅いとランキングが下がる」 - SEOにまつわるこんな勘違いをしているユーザがまだ多いわけだが、読込速度の時間はほんの小さなシグナルの1つに過ぎないことを改めて理解しよう。


公開日時:2010年11月09日 21:16

相変わらず勘違いしている人が多いSEOの話題として、Googleが導入したページ速度とランキングの関係のお話だ。結論から言うと、ページ読込速度というシグナル(評価項目)は、ランキング構築時に用いるアルゴリズムにおいて非常にマイナーな要因であり、(SEOという観点からは)気にするようなものではない。どちらかいえば、本記事の最後に紹介する、WebmasterWorldのtedster氏が指摘するように、来訪者のためにサイトのレスポンスを高めることの方がずっと大事だ。

そもそも論として、日本国内の事例で「サイトスピード改善して順位があがったかもしれない」というのはおかしな話。全検索クエリの数%にしか影響していないほか、少なくとも公式に英語圏(google.com)以外でページ読込速度をランキングに組み込んだという発表は行われていない(実は裏でこっそり英語以外以外で導入されているかもしれないが、影響程度が極めて小さい要素であるが故に検証は困難)。したがって、SEOという観点からは、特段コストをかけて対策する必要性はないと考えて差し支えない。ページ読込速度が速ければ速いほど順位が上がるわけではない、ということを改めて理解しておこう。

さて、米国でも定期的にページ読込速度に関する質問はあちこちで見かけるのであるが、"How heavily have you been penalized for your site being slow?"というスレッドにおいて、tedster氏がよいコメントを掲載しているので紹介しておこう。

I'd say that visitors are punishing slow sites much more than Google's algorithm ever will. So improve your speed for you visitors' sake and your business will improve. Even more, when visitors like your site, they are more likely to help you promote it on their own and your links and mentions around the web will grow, too, and that REALLY helps. ["How heavily have you been penalized for your site being slow?", WebmasterWorld, Nov 6, 2010]

ペナルティを心配するなら、それはGoogleから与えられるペナルティよりも「こんな遅いサイトもうアクセスしない」という印象を与えてしまうことによる、来訪者によるペナルティの方が大きいということ。サイトのスピードを改善するなら、それは検索エンジンの顔色を見て行うのではなく、ユーザのためを考えて行っていくほうが望ましい。


How heavily have you been penalized for your site being slow?
http://www.webmasterworld.com/google/4227459.htm

Google SEO News and Discussion
http://www.webmasterworld.com/google/4227459.htm





記事カテゴリ:Google 2010-2019
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