米Google、"ファーマー・アップデート"のアルゴリズム調整を検討 - Amit Singhal氏

米グーグル、コンテンツファーム対策の新アルゴリズムについて、新レイヤーを加えることで調整を検討。フェロー・Amit Singhal氏が検索アルゴリズムの評価方法について言及。


公開日時:2011年03月04日 03:53

米Googleが2011年2月下旬に実施した、低品質なサイトの検索順位を調整するためのランキングアルゴリズム変更(Farmer Update、ファーマー・アップデート)について、不具合を修正するための改良を検討している模様だ。

米Wired.comに掲載された米Googleフェロー・Amit Singhal氏によると、アルゴリズムに新たなレイヤーを加えることで、関連性(Relevancy)評価の精度を高めるとともに、良質なサイトが悪影響を受けないようにすることを検討しているという。

先日の大規模な検索アルゴリズム変更を受けて、米国の専門家の多くが検索結果の変化の調査を行い、次々と結果がブログなどに掲載されている。アルゴリズム変更の恩恵を受けたサイトもある一方、"標的"と考えられていた米Demand Mediaが影響を受けていないという報告、全く問題がないはずの良質なサイトが大幅に検索トラフィックを減らしているといった報告も上がっている。

いま私の手元にある過去8年分のデータを参照すると、確かに評価されるべきではなかったタイプのコンテンツの順位が押し下げられた一方、人間の判断により「良」と判断されるに違いないサイトの順位が大幅下落しているケースも確認している。

大規模な検索アルゴリズムの変更時には毎度、本来評価されなければならないサイトの一部が検索順位を大幅に落とすという事象は発生している。検索アルゴリズムのエンジニアは検索品質や関連性の改善を十分に念頭においてアルゴリズムの調整を行うものの、極めて多数のシグナルを総合的に評価する今日の複雑な検索技術においては、インデックス全体にそれを適用した時にどんな不都合が発生するかを予め予測することは極めて困難だ。

Amit Singhal氏も取材に対し、Google従業員ではない人々に、従来の検索結果と新しい検索結果を比較してもらうテストを実施するなど、ユーザによる検索サービス品質評価の手法も取り入れるなど、十分にアルゴリズムの精度について検証していたようだ。今回の変更後も、検索順位に表示されたサイトについて、ユーザに「このサイトでためらいなくクレジットカード番号を入力できるか」「このサイトから、子どものための医療アドバイスを受けられるか?」といった質問をすることで関連性評価を行っていたと話している。一方で、「どんなアルゴリズムも100%正確ではない」とも述べ、事前のアルゴリズムテストが十分に精度がよかったとしても、良質なサイトが順位を失ったり誤判定を受けることもあるという。

Google: We’re Working to Help Good Sites Caught by Spam Cleanup
http://www.wired.com/epicenter/2011/03/google-spam-side-effects/





記事カテゴリ:Google 2010-2019, サーチニュース 2011
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