米Google、Mozilla公式サイトに手動対策を実施 - ただし1ページのみ

グーグル、Mozilla サイト内の特定ページがスパムとして手動対応を実施。グーグルはスパムにページ単位できめ細かく対応。


公開日時:2013年04月24日 23:10

米GoogleがMozilla公式サイト内のUGC(ユーザ生成コンテンツ)の一部にウェブスパムがあったとして手動対策(manual action)を行ったことが明らかになった。ただし、2,200万ページ以上あるMozilla.org 内のたった1つのページだけが問題視された。

Mozilla.org のウェブマスター・Christopher More氏が、「ユーザ投稿によるスパムが検出されたため、Googleが(Mozilla.orgへ)手動対策を実施した」という趣旨の通知が届いたものの、問題のページが発見できずに困っているとGoogle運営のフォーラムに相談をした。これに対し、GoogleのJohn Muller及びMatt Cutts氏がコメントを寄せて、本件の経緯について説明を行った。

手動対策の対象となったのは、blog.mozilla.org/respindola/about/ のページ。このページはユーザーが投稿可能な機能が提供されているが、これが悪用され、数多くのスパマーがリンク付きのコメントを大量に投稿していた。Googleはこれをスパムに汚染されていると見なし、手動対策を実施したというわけだ。

同社は現在、スパムの検出と個別の対応についてきめ細かく実施しており、単にサイト(ドメイン)単位ではなく、ディレクトリ、特定のパターンを持つグループ、あるいはページ単位でスパム対応を行っているとのことだ。本件では、2000万ページ以上あるmozilla.org 内の、問題のあった1ページのみを限定して手動対策が実施された。

To some extent, we will manually remove any particularly egregious spam from our search results that we find, so some of those pages may not be directly visible in Google's web-search anymore. Looking at the whole domain, I see some pages similar to those that Pelagic (thanks!) mentioned: https://www.google.com/search?q=site:mozilla.org+cheap+payday+seo (you'll usually also find them with pharmaceutical brand-names among other terms). [John Muller]
Over time, Google has improved our transparency by sending messages for all the direct manual webspam actions that we take, but there are still ways that we could do better. In particular, we do send example URLs for many incidents involved hacked sites or granular actions on links, but we currently don't provide example URLs for every direct manual webspam action that we take. [Matt Cutts]

http://www.mozilla.org/: User-generated spam
http://productforums.google.com/forum/#!category-topic/webmasters/pg_4FmjEc_8

Googleから手動対策を受けたページ
https://blog.mozilla.org/respindola/about/


#
Googleがきめ細かく、問題があるページだけを検索結果から取り除くというアプローチで対応してくれるのは良いことなのでしょうが、ウェブマスターの立場からすると、問題解決がより困難になるようなケースが考えられます。

というのは、Googleは手動対策を実施した場合に、具体的にどの箇所が問題であるかを指摘してくれないので、サイト管理者自ら問題を特定しなければなりません。しかし、数十ページ程度の小さなサイトならともかく、数万以上のページを管理している場合、その問題の発生している特定のグループやページを見つけ出すのは極めて困難です。特にユーザー投稿機能を備えていたり、あるいはブログやWiki のようなユーザーが投稿するコンテンツが主となるサービスを運営している場合に Google から問題があると指摘されても、問題を特定することは現実的ではないでしょう。

UGC系のサービスを運営している場合は、こういったリスクがあることは認識しておいた方がよいでしょう。





記事カテゴリ:Google 2010-2019, サーチニュース 2013
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