Google Instantによる検索ワード数「変化なし」 - 米Conductor調査

米Conductorによる、Google Instant の検索行動影響調査。結論は「変化なし」だった。


公開日時:2010年11月12日 12:52

米Conductorは2010年11月1日、米Googleが9月にリリースしたGoogleインスタント検索に関する追跡調査結果を発表した。同レポートの結論は、「Googleインスタント導入による検索行動の変化は、なし」だった。

同社は検索トラフィック量が多いトップ10の88万訪問者のデータを分析。Googleインスタントの導入前後、各2週間のデータを集計して、検索クエリのワード数やサイト滞在時間、平均ページ閲覧数などの比較を行った。季節要因などを除外するため、割合を算出している。

Googleインスタント発表直後に、「Googleインスタントによって、検索者が意図した検索クエリを入力し終わる前に提示された候補ワードをクリックすることにより、テールワード(=ワード数が多いキーワード)の数量が減少し、ヘッドワード(一般キーワード)に寄せられるのではないか?」といった予測を行った専門家は少なくない。私も可能性の1つとして、それを指摘している。しかし、Conductor社の調査結果においては、有意な変化は見られなかった。たとえば3ワードはGoogleインスタント前が31.79%に対して導入後は31.67%。同じく5ワードは導入前が6.43%に対して導入後が6.23%。6ワードも前後それぞれ5.24%、5.22%と変化がない。ヘッドワードを見ても、1ワードは26.16%, 24.96%で変化が見られない。

検索流入ワードごとの、平均サイト滞在時間や平均ページ閲覧数についても調査したが、同じく有意な差は見られない。コンバージョンを見ると、2ワードで減少し、逆に3ワードで上昇しているが、誤差の程度であり、変化はない。

もっとも上記の調査は、Googleインスタントリリース直後の2週間のみを対象としているため、実際の検索ユーザはこんなもの(新機能が出てきても、すぐには使いこなさない)のかも知れない。Google社が「長期的に見れば」検索行動に変化を与える可能性がると述べていた通り、インスタント検索による検索行動の変化は、直近ではなく、ユーザがもっとこの機能の利点を理解し、当たり前に使いこなせるようになってきたところで訪れるのかもしれない。





記事カテゴリ:Google 2010-2019, サーチニュース 2010
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