[韓国] 公正取引委員会、スマホ検索を巡る問題でグーグル事務所を調査

韓国検索大手、GoogleがAndroidスマホ検索においてライバル事業者を不当に排除していると公正取引委員会(KFTC)に申し立てていた件で、KFTCがGoogle韓国事務所を捜索。


公開日時:2011年09月08日 09:20

韓国の公正取引委員会(KFTC)が2011年9月7日、米Googleの韓国・ソウル事務所を捜索したことが明らかになった。スマートフォンにおける検索を巡り、Googleが公正な競争を妨げたかどうかを調査するためとのことだ。

韓国インターネット検索大手のNHN(NAVER)とダウム・コミュニケーションズが4月に行った公正取引委員会への申し立てに基づくもの。両者は、Googleの基本ソフト「Android」を組み込んだスマートフォンを提供する携帯電話会社及び端末開発メーカーが、Google以外の検索用アプリケーションをスマホ端末に組み込むことを阻止していると訴えている。

一方Googleは、「Android OSはオープンなプラットフォームであり、携帯キャリアやOEMパートナーはAndroidスマートフォンにどのアプリケーションやサービスを組み込むかを自由に決定することができる。我々はGoogle検索やGoogleアプリケーションを組み込むことを要求していない」と反論している。


#
解説。韓国のPC向け検索市場は、NHNとDaumで9割超のマーケットシェアが握られており、世界でも数少ない"Google検索の存在感が薄い国"であります。しかしこの状況を変える存在になりうるのがスマートフォン市場の広がり。韓国のスマートフォン市場全体の規模は約1,410万台(聯合ニュースより)、うちAndroidスマートフォンが70%を占めています。

大抵のAndroid端末はデフォルトの検索エンジンがGoogleなので、このままだと韓国のスマホ検索の市場をGoogleに持っていかれる可能性があります。それに噛みついたのがダウムとネイバーで、今年4月にAndroidスマホがライバル事業者(=NHN&Daum)を不当に排除したと申し立てを行ったのです。

ちなみにスマートフォン搭載の検索機能といえば米キャリア・VerizonのSamsung Fascinateを巡った問題が昨年起きています。VerizonはMicrosoftとの提携により、Bing検索をデフォルトで採用する契約を結んでいたのですが、Samsung Fascinate でGoogle検索を排除したことで批判を浴びました(Google SearchをAndroid Marketからダウンロードできないなど、ユーザー自身でデフォルト検索をGoogleに戻すことが極めて困難だった)。このことが、ベライゾンのSamsun Galaxy II採用を見送らせた要因とされています。





記事カテゴリ:サーチニュース 2011
他の検索・SEO 関連の記事
新刊:ネットショップSEO 2014発売されました(2014年5月)
Google「パーソナライズ検索による劇的な検索順位変動は都市伝説」と説明
Google、カナダでローカルサービス広告を提供開始
グーグルとディズニーがデジタル広告分野で提携
Googleインド、モバイル検索でカバディの試合情報を表示する機能追加
goo, 2018年検索ランキングを発表、人物の1位は「羽生結弦」など
ロシアYandex、検索アップデート「アンドロメダ」を発表
Microsoft Bing、年末商戦にあわせてショッピング検索機能を強化
米Google、検索結果にユーザーがコメントを投稿できる機能を準備
プライバシーを守る検索エンジン DuckDuckGo、検索回数3,000万/1日 突破
ペンス米副大統領、中国市場向け検索アプリ開発の中止を求める
「SEMリサーチ」トップへ戻る




免責事項:SEMリサーチは、本記事中で触れている企業、商品、サービスの全て(情報)について、有用性、適合性、正確性、安全性、最新性、真実性に関する一切の保証をしておりません。各自の判断でご利用下さい。