Google検索とYahoo!検索はどれだけ違う? 検索機能と情報源の比較一覧

GoogleとYahoo!JAPAN の検索サービス比較表。検索種別、機能ごとに両社の違いを説明。


公開日時:2013年07月02日 14:16

[UPDATE] 新しい記事があります:Google検索とYahoo!検索はどれだけ違う? 検索機能と情報源の比較一覧 (2014/01/15)

2010年7月にヤフーがGoogleの検索技術を採用すると発表し、その年の11月末にはGoogleへの移行が完了しました。早いもので30か月もの月日が流れました。当時は独占禁止法違反などの観点から論議が巻き起こり、一般公開された事実関係すら理解していない一部の法律学者やジャーナリスト達が意味不明な主張を繰り広げていたことが懐かしく感じられます。M○からお金もらって反対してんですか、と。言いたかったけど当時はやめておきました。

さて、Googleの検索技術が土台にあるとはいえ、検索技術自体が大きく進化し、サービスが多様化・複雑化したことにより、両社の検索結果が全く同一であることは少なく、特に Yahoo! JAPAN の様々な機能追加や仕様変更により、ユーザーに提示している体験は大きく異なるものとなっています。Yahoo! JAPAN の検索サービスのバックエンドが実は Google であることを知らない一般の人も少なくないのではないでしょうか。

では具体的に、Google検索とYahoo!検索はどの機能や情報源が異なるのか?をまとめたのが次の表です。

Google検索とYahoo!検索 - 検索機能及び情報源の比較一覧表


ポイントは次の通り。
  1. 両者で共通するのは、ウェブ検索、画像検索、動画検索の3つ。
  2. 上記3つ以外は情報源も表示位置・数量も両者で異なるので、検索結果全体で見ても異なる場合が多い。特に Yahoo! JAPAN は自社プロパティを積極的に挿入する傾向あり。
  3. Googleはパーソナライズ検索によりユーザー1人1人の検索結果は違うが、Yahoo! JAPAN にはそれがない。これも両者の検索結果の順位差を生む要因になる。

Google検索とYahoo!検索 - 検索機能及び情報源の比較一覧表
2013年7月1日時点 (C) 2013 Takahiro Watanabe, IREP CO., Ltd. 無断転載を禁ず

※ 補足


  • 検索結果出力(Yahoo!):Googleからはウェブ検索結果の基本情報(タイトル、スニペット、URL)を受け取り、それをベースに Yahoo!が画像やニュース、知恵袋など各種情報を差し込んでいく方式を採っている。このため「ランキングアルゴリズム(順位の決定)」と「検索結果出力・表示(見せ方)」の項目を分けた。

  • パーソナライズ検索(Yahoo!):過去に何度もクリックしたことがあるページが検索結果に含まれていた場合、そのページが検索上位に表示されるようになる。ただし1つのリンクのみ。Google のように全体的に順位が変化することはない。

  • 動画について:あらかじめクローリング対象サイトが決定されているわけではなく、該当コンテンツが存在するページが全て検索対象となっている模様。ただしYouTubeやDailymotionなど純粋な動画共有サイトが検索結果に出現する割合が高い。


最近はこうした情報を調査してまとめてくれる暇な人も少なくなってきたのでざっとつくって見ました。ご覧の通り、ウェブ/画像/動画の3つの検索以外は、Google と Yahoo! で異なる情報源を用いて検索結果を構成しています。

また、最近はコンテンツの種類・形式の垣根を越えて、検索クエリと関連性が高い情報を混在表示するブレンド検索(blended search、Googleサービス名称はUniversal Search)が主流になったこと、その混在表示の位置や数量・割合は Yahoo!が独自にコントロール可能です。さらに Yahoo! JAPAN 運営のサービス(知恵袋など)も差し込んでくることも頻繁にあります。ですから、ウェブ検索がほぼ同じといっても検索結果の面全体で言えば全然印象が変わります。

検索結果の見せ方も違いますし、特にスマホでの利用率が高いキーワード入力補助も両社でシステムロジックが違いますし、広告もプラットフォームが分かれていますし、Googleはカノーセルや構造化データ、Googleアカウントと連携したパーソナライズ検索など、パートナー企業には提供していない検索機能もありますから、こういった1つ1つの違いが積み重なるとサービスレベルで両者は似て非なるものとなります。自動車でいえば、エンジンは同じだけど全然違う車になるようなものです。

#
以前定期公開していた、検索エンジン相関図はもう飽きたので更新する気がないのですがほぼ Google 一本化されたことだし需要はないかなと思う一方、Google と Yahoo!の比較は必要なんじゃないか、むしろこっちの方が重要あるだろうと思って前々から構想はあったのですが、本日ようやく作成することになりました。一覧表はまだ十分に情報が網羅できていませんので、今後のアップデートで随時追加していく予定です。





記事カテゴリ:サーチニュース 2013



他の検索・SEO 関連の記事
新刊:ネットショップSEO 2014発売されました(2014年5月)
グーグル、モバイル検索結果に AMPへのリンクを表示開始
金融商品の比較検討ができる Google Compare が2016年3月終了
ウィキメディア財団、検索開発のために250万ドルの資金援助受ける、「Google対抗」報道を否定
Facebook、4月12日から Instant Articles をすべてのパブリッシャーが利用可能に
Google、ウェブ検索結果右側の広告枠を廃止へ
Google、AMPページを検索結果にカルーセル形式で表示
Google検索、AMP対応を2月24日に開始、検索結果に表示へ
2016スーパーボウル、検索の82%はモバイルから Google発表
Google 検索結果のナレッジグラフカードが編集可能に
米Google、モバイルの旅行検索を刷新
「SEMリサーチ」トップへ戻る




免責事項:SEMリサーチは、本記事中で触れている企業、商品、サービスの全て(情報)について、有用性、適合性、正確性、安全性、最新性、真実性に関する一切の保証をしておりません。各自の判断でご利用下さい。