アイレップ、2014年 SEM10大ニュースを発表 「忘れられる権利」など

毎年恒例の株式会社アイレップ・SEM総合研究所による検索エンジンマーケティング10大ニュース。2014年。今年は「忘れられる権利」「HTTPS/SSL暗号化のシグナル採用」「コンテンツマーケティング」など。


公開日時:2014年12月25日 20:21

2014年今年の10大ニュース - 株式会社アイレップ・SEM総合研究所は2014年12月25日、2014年の検索エンジンマーケティング(SEM)業界における10大ニュースを発表した。10大ニュースの選定は2006年からの恒例で9回目の発表となる。

検索エンジンマーケティング 2014年10大ニュース

今年の検索業界は欧州を発端とした動きが相次いだ。5月のEU司法裁判所による、現状にそぐわない不適切な情報へのリンク削除を検索エンジンに命じた判決をきっかけとした、個人の「忘れられる権利」は公共の利益とプライバシー、検索エンジンの中立性を巡る議論が巻き起こった。また、Googleニュースに引用に対する対価を求めるドイツやスペインの出版社と Google の争いも記憶に新しい。SEO の分野では今年も数々のアルゴリズムアップデート、発表された意味がない SSL/https のランキングシグナル採用などのニュースが挙げられる。オーサーシップは、それ自体(終了)の話よりもオーサーランク自体が色々な意味で話題になった年だった。

  1. EU司法裁判所による「忘れられる権利」判決
  2. 欧州ニュースメディアと Google の著作権巡る攻防
  3. Google 、HTTPS(暗号化)の有無をランキングシグナルに採用すると発表
  4. Google スマホ版検索におけるユーザーエクスペリエンス(UX)の扱い
  5. ペンギン、パンダ、ペイデイローン 順位変動が話題となった1年
  6. Google Authorship 中止、Google+ の将来は?
  7. SEO周りでコンテンツマーケティングが注目集めた年
  8. アプリプロモーション支援機能の拡大
  9. フィーチャーフォン向けの検索連動型広告が相次いで終了
  10. 広告「自動化」の加速
(順不同)

SEM 10大ニュース
http://www.irep.co.jp/sem10/


【参考】 検索エンジンマーケティング 2009年10大ニュース

変化が激しいと言われる検索業界だが、5年前は何が話題だったのか皆さんは覚えているだろうか。ここで2009年に選定した10大ニュースを紹介する。

  1. 米Microsoftと米Yahoo!が検索事業で提携、Googleを追撃
  2. Microsoft、満を持して「意思決定エンジン」Bingをリリース
  3. ウェブの「いま」を検索可能に – 検索各社、リアルタイム検索に着手
  4. ”ガイドライン違反” – Google日本法人のPageRankがペナルティ受ける
  5. 韓国大手・NAVERが日本市場再参入、新しいカタチの検索サービスに挑戦
  6. Ask.jp、テクノラティなど、検索サービス終了・撤退も相次ぐ
  7. 検索各社、URLを正規化する rel=”canonical” のサポート開始
  8. Yahoo! JAPAN、コンテンツマッチを終了、インタレストマッチを主軸に
  9. オーバーチュアがYahoo! JAPANに吸収合併される
  10. 米Adobeがウェブ解析世界最大手・Omnitureを買収
(順不同)

米Microsoft と米Yahoo! の検索事業における提携が発表されたのは2009年7月だった。5年経過して 米Yahoo! Search の市場シェアが半減したことが示すように、当時描いていたシナリオ通りに事が進んでいないのが実態だ。Yahoo! 現CEO・マリッサ・メイヤー(Marissa Ann Mayer)が Microsoft との提携関係を続けたくないといった憶測が流れたこともあるが、当時の合意内容では、5年経過(つまり今)時点で両社の提携内容に修正が行われることになっている。

cf. MicrosoftとYahoo!が検索事業で提携、Yahoo!がBing採用へ

現在では自然災害や電車の運休、テレビ番組など様々な場面で利用される Twitter リアルタイム検索が広く利用されるようになったのも2009年だ。当時 Twitter と提携した Google は2009年12月にリアルタイム検索をスタートさせている(その後、契約更新が拗れて両社の関係は終了)。

cf. GoogleがTwitterと提携、リアルタイム検索を提供開始(2009/12)

ブロガーに金銭を対価にやらせの(リンク付き)クチコミ記事を書かせてリンクを増やすペイパーポストが流行していたのもこの時期だ。2014年現在、当時 SEO 的な売り込みをしていたペイパーポスト業者の大半は該当サービスを終了または会社が消滅している。

cf. Google日本法人、ペイパーポストを使った有料リンクを謝罪(2009/02)


NAVER検索は5年も経たずに終了している。


#
おまけ。選外。

■ 野々村議員、1日で2014年上半期検索キーワードトップ10 にランクイン
2014年 上半期に話題になったキーワード
http://googlejapan.blogspot.jp/2014/07/2014.html
号泣議員として話題をさらった野々村竜太郎氏が、実質1日で上半期キーワードトップ10に入る

■ マットカッツ、長期休暇に入る
http://www.sem-r.com/news-2014/20141103000237.html
2015年まで延長されることになりましたが、彼は戻ってくるのでしょうか?

■ Yahoo!検索、虫眼鏡スパム対策に結果枠そのものを非表示で対応
http://www.sem-r.com/news-2014/20141209224647.html
虫眼鏡SEO業者(=ウェブスパム)対抗で、関連検索枠そのものを消した

■ いちばん役に立たない新しいSEOの薄い本
http://www.sem-r.com/news-2014/20141222145552.html
12月30日に発売

■ グーグル、ベニスアップデート相当のアルゴリズムを日本語検索に適用
http://www.sem-r.com/google-2010/20141222125311.html
(※ 原稿入稿に間に合わず選外)フロリダアップデート以後、平穏だったホリデーシーズンの検索順位だったのに、今年は激しい年だった

■ SEOのためのディレクトリ登録は事実上、不要に(ディレクトリ業者撤退)
http://www.sem-r.com/seo/20141222145704.html
「良いディレクトリ」「悪いディレクトリ」の区別がつかないSEO初心者はリスクを勘案して手を出さない方がよい。知識のある人なら、ディレクトリ登録に意味がないこともわかる。そして業者は皆撤退。ならば不要と考えて良いだろう。

■ 日西さん大ブレイク
http://ai.hatenablog.com/entry/2014/10/20/191442
【検証】あの高級ローラーを1万回やり続けるとどれだけ顔が小さくなるのか

cf. アウンコンサルティング、2014年SEO総括レポートの無断引用を謝罪





記事カテゴリ:サーチニュース 2014
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