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米国のアフィリエイト業者、「Google 反トラスト法違反」で告発準備


2002年12月26日 04:19 | TrackBack (0) | [検索市場分析]

「Googleはインターネット上のサーチエンジントラフィックの90%以上を占める独占企業」と主張

多くのポータルサイトに採用され、今や検索エンジン市場で圧倒的なシェアを誇る Google。Google のウェブサイトへのトラフィック誘導能力がインターネットビジネスの死活問題に関わるほど大きな影響力を持ち始めた故に起きた出来事。

 今回、米 Chamberland Enterprises が告発の準備を行うきっかけになったのは、同社のアフィリエイトショッピングモールの Google における検索結果ランキングが下がったこと。このランキングが低下した理由が、同社のサイトコンテンツがアフィリエイトリンクで構成されているためであり、アフィリエイト業者をブラックリストに登録しているからだと同社は主張している。

 アフィリエイトショッピングモールというのは、サイト内で紹介されている商品が全て、米 LinkShare や 米 Comission Junction といったアフィリエイトプログラム参加企業(広告主)へのリンクで構成されているショッピングモール。ユーザーが Chamberland Enterprises 経由で商品を購入した際に、そのアフィリエイトを主催する広告主から同社へ手数料が支払われる仕組みだ。

 なぜ、アフィリエイトショッピングモールのランキングが低下したのか。米 Chamberland Enterprises がウェブページ上で指摘している通り、確かに Google はアフィリエイトリンクのみで構成されているページへ何らかの制限を設けている。最近 Google が公表したガイドラインに次のような記述がある。

(英語版) "Avoid "doorway" pages created just for search engines, or other "cookie cutter" approaches such as affiliate programs with little or no original content. " http://www.google.com/webmasters/guidelines.html

(日本語版)サーチ エンジン対策の目的で、誘導ページを作成したり、オリジナルのコンテンツがほとんど無い提携プログラムなどのようなとってつけたような手法を用いない。 http://www.google.com/intl/ja/webmasters/guidelines.html

 アフィリエイトリンクを設置したサイトとそのアフィリエイトの主催企業のサイトは当然、同一の商品を取り扱っている(アフィリエイトサイトは、主催企業が取り扱っている商品を宣伝しているサイトだから)。その意味で、アフィリエイト掲載側のサイトは「独自のコンテンツではない」といえる。

 例えば、ある1つのアフィリエイトプログラムに対して7000ものサイトが掲載サイトとして参加し、それぞれがアフィリエイトリンクを設置したページを作成したと仮定しよう。すると、単純にある同一の商品について7000のウェブサイトが存在してしまうことになる。この場合、もし個々のサイトが Google に登録されるように努力すれば商品に関連するキーワードで検索を行った場合に全く同じ商品を扱っているサイトが上位を独占してしまう可能性がでてきてしまう。

 しかし、Google はユーザーのクエリー言語(検索語)に対してユーザーが探し求めている的確な情報を提供するのが使命であり、関連するキーワードだからといって検索結果にアフィリエイトサイトばかりを掲載するわけにはいかないのである。そこで「独自のコンテンツを保有しているわけではない」アフィリエイトリンクを設置したサイト側が操作される対象になる。

 今回同社のサイトの PageRank 及びランキングがどの程度低下したのか不明であるが、実際に明らかな変化が見られたのであれば、おそらく以上のような理由に基づくものと推測される。

 なお、米 Chamberland Enterprises 社自身は、「Googleはインターネット上の検索エンジントラフィックの90%以上を占める独占企業であり、この独占の結果による弊害が現れ始めている。彼らは違法に競争を排除する為に、手動でかつて人気のあったサイトをブラックリストに登録しはじめている」と主張し、またアフィリエイトを排除する理由として「広告主がアフィリエイトプログラムを通さずに (Google を採用する)検索エンジンやポータルサイトに広告を出させるためだ」と主張している。

 後者の理由については合理的な説明ができるかどうか疑問であるが、現在米 Chamberland Enterprises 社はこの訴訟を担当してくれる弁護士事務所を探しており、今後の展開が注目される。


Google Violates Antitrust Laws

Successful Affiliate Marketing Company Taking on Major Search Engines in Court


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