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"見えるPageRank"、"見えないPageRank"


2004年06月30日 08:44 | TrackBack (1) | [Google 2004 [I]]

一昔前のGoogleツールバー上に表示されるPageRankは、その時点のものを表していた。ツールバー上のPageRank更新とバックリンクの更新と同時にGoogleランキングも変動していたからだ。でも現在は違う。ツールバーのPageRankやバックリンクが更新されたからといって、それに応じてGoogleのランキングが変動しているわけではない。

これが、Googleツールバーに表示されるGoogle PageRankは表示用のPageRank - つまり、Googleが私たちのために表示するPageRank - であって、それとは別にGoogleの内部にもう1つのPageRank - 現在のランキングに影響を与えているPageRank - があるのではないかと言われる根拠だ。ツールバー上のPageRankが実際のPageRankを反映していないということだ。

ここ1年の間にGoogleの検索技術は大きく進化している。Googleはフレッシュクロールとメインクロール(ディープクロール)の2つのクローラを持っていた。前者の役割は新規ページ・更新ページをクロールして検索結果に日付入りで反映する。後者はくまなくネット上のWebページを巡回し、ページ外要因の要素計算(いわゆるPageRankの計算)に反映していた。しかし最近はフレッシュクロールの能力が大幅に強化されたために、かつてメインクロールが担っていた役割もフレッシュクロールが担うようになった。実際、以前と比較して新規ページのインデックス率が非常に高いし当該ページに対する被リンク要素の反映も以前(1ヶ月)より確実に短くなっている。

おそらくPageRankの更新頻度も以前よりも早くなっているのだろう。しかし"表示用PageRank"をそれに応じて更新する理由は特にない(最も新しいPageRankをユーザーに見せなければいけない理由があるわけではないから)。これが実際のPageRankと表示用PageRankを生み出したのだと思われる。

一昔前はPageRank(とバックリンク)が更新されると皆騒いだものだが最近はあまり話題にならないのは以上のような理由からだ。別にツールバーで見られるPageRankが意味がないわけではないが、特段それが変わったからといって変化も見られないから騒いでもしょうがないわけだ。さらに別コラムで触れている通りPageRankそのものに対するウェブマスターの関心度が下がりつつあるためなおさら関心が持たれなくなっている。


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