米Googleは28日、ウェブ解析ベンターのUrchin Software Corporation(アーチンソフトウェアコーポレーション)の買収を発表した。買収金額は明らかにされていない。買収は4月末までに完了するとしている。
UrchinはWebアクセス解析ツールUrchinを提供している。ログを利用してWebサイトの視聴率を解析し、月別・日別など各ページ毎の視聴率、トラフィック状況、SEO対策に必要な検索キーワード、ブラウザの種類など111種類のレポートによって幅広い情報を提供できる。Urchinは米日用品大手のプロクターアンドギャンブル(P&G)のほか、Qualcomm、NBC、NASAなどに採用された実績がある。米Googleは今後,ROI向上や,Webサイトでの広告をより効率的に運用するためのツールとして提供していく予定。
Googleは同社のアドワーズ広告やコンテキスト広告を利用する広告主向けのサービスを強化しており、広告効果測定の分野も重点強化対象の1つとなっている。GoogleのほかYahoo! Search Marketing Solution(旧Overture)が提供するペイパークリック広告の効果測定ツールは数多くのサードパーティーからリリースされているが、広告配信を行うGoogle自身がそれを提供することで分析対象データと効果測定を直に結びつけることが可能となり広告主の利便性を高めることが可能だ。同時に必要不可欠な効果測定のプロダクトをGoogleに依存させることにより顧客離れ防止の狙いもあるだろう。
なお、GoogleやYahoo! Search Marketing Solutionが自らウェブ解析ツールも取り扱い自社のプロダクトと組み合わせて提供するようになることは、特にペイパークリック広告に特化した効果測定ツールを開発するベンダーが今後淘汰されていく運命にあることも表している。特定商品に関連するソリューションは、その商品提供会社自体が提供したほうが基本的に製品競争力は高いためだ。Googleのソリューションでは解決不可能でかつ広告主が必須とする機能を実装することが求められる。
Googleのほかする各種検索連動型広告の効果を測定するためのツールは数多くのサードパーティーから提供されているが、広告配信を行うGoogle自身がパッケージ化して提供することで分析対象データと効果測定ツールが直に結びつく。
Urchin
http://www.urchin.com/
Google Agrees To Acquire Urchin
http://www.google.com/intl/en/press/pressrel/urchin.html