検索エンジンからの見込み客誘導が注目される中、SEOに取り組み始めた企業の多くの担当者が陥る誤りの1つとして「掲載順位ばかりに関心を寄せる」という点がある。例えば、「キーワード[英会話学校]で是非とも1位に掲載を」「電子顕微鏡で5位以内に掲載したい」といったいわば"順位至上主義"だ。表示順位が上がればいいのだろうか?
よくSEOをを批判する人たちが主張する意見として「小手先のテクニックだけで悪いWebサイトを上位に表示しても意味はない」というが、これは部分的に的を得ており、できの悪いWebサイトはトラフィックを顧客に還元することはできない、つまりSEOが無駄になるということだ。
検索エンジンを利用して情報探索を行っている時に、検索結果の中から自分が探している情報と合致した見出しをクリックしたものの、すぐに戻るボタンを押したり、しばらくサイトを巡回してナビゲーションの悪さや発信情報の質の低さ、文字の読みにくさに嫌気がさしてそのサイトを立ち去った経験はあるはずだ。ターゲットとするキーワードで上位に表示させたからといって、ユーザーを誘導した後、つまりポスト・クリックの後の事を考えていないWebサイトは結局その訪問者を獲得する事はできない。
SEOは魔法のツールではない。SEOはあくまでターゲットとする顧客を検索エンジンのトラフィックの流れからあなたのWebサイトに誘導するまでの役目を担うものであり、そのトラフィックをWebサイトに導いてから顧客に変換できるかどうかはWebサイトの出来具合に依存する。SEOを導入したからといってWebサイトのコンテンツをおざなりにしていいことにはならない。
SEOは最終的に "Contents is King." といわれる。質の高いコンテンツを持つWebサイトが結局はSEOにおいて一番大切なことだ。仮に100の力があるWebサイトがあったとしよう。しかしクローラーの視点において可視性が低いために検索エンジンに正当に評価されない - SEOはこのWebサイトの内容を検索エンジンに伝えられるように最適化を加えるだけであり、Webサイトの品質を元来持つ100以上にはできない。
この"100" の数字そのものを上げるためにはコンテンツの質・量を高めなければならない。クオリティの高いWebサイトを構築した上で検索エンジンからの可視性を高めれば、あとはトラフィックが生まれ、そのトラフィックが新たな(そのWebサイトに対する)リンクを構築していく、そしてWebサイトの評価が高まり掲載順位は安定する - こうした好循環が生まれていく。
あなたのWebサイトは検索エンジンから訪れた訪問者に滞在させ好かれるような情報を持っているだろうか。