Yahoo!JAPANが3月30日より、日本語キーワードアクセスJWord登録サイトを検索結果に表示開始した。JWordのレギュラーキーワード(固有名詞:社名や商品名)が対象で、一般名詞のプレミアキーワードは対象外。また、JWordを提供する株式会社アクセスポートは4月1日より社名をJWord株式会社に変更する。
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JWordには固有名詞を登録できるレギュラーキーワードと、一般名詞を登録できるプレミアキーワードがあります。今回Yahoo!が掲載するのは前者のレギュラーキーワードです。しかし固有名詞(会社名や商品ブランド)ですからヤフーディレクトリに登録されていればJWordに掲載していなくてもSERPs(検索結果)に表示されます。JWordの検索ブランド9199.jpのサーチシェアが無視できるほど小さいことを考慮すると、今回のJWord - Yahoo!の提携が企業にJWord登録を促すほどのインパクトはありません。
社名検索時にYahoo!に表示したいのであればビジネスエクスプレスを利用すればすむお話です。ビジネスエクスプレスは52,500円(半永久掲載)、JWordのレギュラーキーワードが63,000円(年間、4月1日からの料金)という値段であること、前者は後者の機能を兼ねられることを考慮した時、コストパフォーマンスでどちらが優位であるか明白です。両者ともに登録するといいと言われそうですが、前者が後者の機能を含んでいるのに両方登録する必然性が見えません。また、JWordのプレスリリースには「企業名などに「赤いJマーク」をともなって掲載されることで、多くの検索結果の中からジャストマッチが明確になり、他社との差別化を図ることができます」とありますが、固有名詞を対象としたレギュラーキーワードにおいて、どういう”差別化”が行えるのか意味がわかりません。
将来的にYahoo!がJWordのプレミアキーワードの掲載も開始するのではないかと期待する人がいるかもしれませんが、プレミアキーワードはオーバーチュアのスポンサードサーチと競合する商品ですからそれもありえないでしょう。(JWordはオーバーチュアと直接競合しない、すみわけできるからこそ提携できたわけです。)
なぜYahoo!はJWordと提携してSERPsに掲載を始めたのかよくわかりませんがモバイル検索を見据えているんでしょうか。JWordの日本語キーワードによるダイレクトアクセスが威力を発揮するのはモバイル検索。携帯電話から特定サイトにアクセスしようとするならURL入力よりも日本語の方が簡単です。つまり、ヤフーの本当の狙いは、とりあえずJWordを掲載して市場での認知度を高めておくだけに留めて、モバイル検索でJWordの持つ固有名詞とURLが結びついたデータを活用していくのではないかと考えるわけです。
Yahoo!JAPAN
http://www.yahoo.co.jp/
JWord
http://www.jword.jp/