検索エンジン相関図の最新版(2004年10月10日時点)です。最新の検索・ポータルの提携関係を図で表してみました。業界動向の解説付きです。
2004年6月16日以来、およそ4ヶ月ぶりの検索エンジン相関図です。

まずロボット型検索エンジンの相関図です。前回と比較して大きな違いはありません。
8月下旬に米Ask Jeevesの日本語検索サイトAsk.jpが登場しましたので図版に追加しました。年内までベータテストを実施するとのことですが、ぜひ米国検索サイト並の機能を実装して検索性能でGoogleやYahoo!と勝負してほしいところです。
Ask.jpという第3の検索エンジンが登場したところで、これを採用するポータルは登場するのでしょうか。ISP系ポータルは皆そろってGoogleですが、どこかにAsk.jpを採用してほしいですね。
図版から既に削除してしまいましたが、AAA!Cafe(トリプルエーカフェ)という独自検索技術を持った検索サイトがライブドアの検索サービスに切り替えてしまいました。トリプルエーカフェ代表がライブドアに入社したことと関係があると思われますが、これは独自検索技術はもう使わないということなのか、それともライブドア社により生まれ変わるのか。
左下には米Microsoftが開発中のMSN Searchを入れておきましたが、現時点(2004年10月12日)では米Yahoo!子会社Inktomi製のエンジンを採用しています(図版の右上)。

ディレクトリ型検索エンジンの相関図です。2004年4月に営業を開始したJリスティングと、ルックスマートが提携先サイトの奪い合いを行っていますが、この4ヶ月の間に動きがありました。Jリスティングは7月にライブドアの子会社になったのですが、新たにライブドア検索とAAA!Cafeにディレクトリ(Jディレクトリー)を提供。当初はBIGLOBEしかなかったJリスティングですがエキサイトを奪ったこともあり提携先サイトも増加、一昔前のルックスマート程度になってきました。
一方、そのライブドア検索とAAA!Cafeを失ったルックスマートは9月より新たに@niftyにディレクトリ提供で提携しました。@niftyは従来インフォシークのディレクトリを採用していたのですがルックスマートに乗り換えたことになります。とはいえルックスマート提携のポータルらしいポータルは@niftyのみで立場は苦しい状況。
インフォシークはこれからも自社でディレクトリを構築していくのでしょうか、それとも外部(ルックスマート or Jリスティング)に依存するようになるのでしょうか。もう自社で構築する必然性がないように思われますが。というか検索自体が…。

検索連動型広告の相関図は前回から大きく変わっています。ルックスマートとJリスティング、そしてリストップが相次いで新規提携先サイトを獲得、広告配信先を拡大させています。リストップは7月より営業を開始した新興で、米FindWhat.comが三井物産と提携して日本市場で展開する広告。
とりわけルックスマートはショッピング検索のベストゲートと、リストップも同じくショッピング検索の価格.comとベストプライスと提携しています。購買意欲のあるユーザーが集まるショッピング検索に広告を配信することは広告主にとっても魅力になりますから、今後もショッピング検索サイトが検索連動型広告を配信するケースが増えてくると予想されます。
なお、図中のリストップは「検索結果に表示される広告」を配信しているサイトのみ掲載しています。同社は「ディレクトリマッチ」という広告配信も採用していますが、これはコンテンツ連動型広告に近いので図には入れていません。
Googleアドワーズ広告の配信先の枠内に@niftyとショッピングサーチ・アラジンが括られていますが、これはアラジンを提供するコマースリンク株式会社が運営する検索連動型広告「アラジンボード」を@niftyに配信している、という意味です。アラジンボードとは、オーバーチュアやアドワーズのような広告ですが画像も表示できるという「画像つき検索連動型広告」です。例えば商品画像を掲載できますので、「バラ」で検索した時に検索結果にバラの写真と広告文を掲載できます。
以上です。次回の更新は年末、2004年12月下旬を予定しています。
[UPDATE] 検索エンジン相関図 2004年12月版 (2004/12/24)
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