Google検索品質チームによるSEOの質疑応答 - Google Site Clinic

グーグル・サーチクォリティチームによる、SEOに関する質問と回答集。アイルランドのダブリンで開催された Site Clinic から。


2010年03月16日 20:25 | SEO(検索エンジン最適化) | TrackBack (1) |

米Googleは2010年3月15日、2月にアイルランド・ダブリンで開催された、Google検索品質チーム(Google Search Quality Team)によるサイトクリニックの開催報告を行った。

サイトクリニックはウェブマスターを集めた、無料の催しで、検索エンジンへの掲載状況を改善するための課題の指摘と改善案を提示する。予想以上に盛況だったという。検索品質チームからの出席者は、Anu Ilomäki, Alfredo Pulvirenti, Adel Saoud, Fili Wiese, Kaspar Szymanski、 Uli Lutz の4名。

公式ブログでは、会場でウェブマスターから寄せられた質問と、それに対する回答が紹介されている。ここでは適宜、補足しながら紹介していく。

※ は私の注釈


Q) 私は同じ情報を掲載しているブログを3つ運営しています。これは問題になりますか?

A) もしコンテンツが同一であれば、検索エンジンはそのうち1つだけを検索結果に掲載するでしょう。また、このようにブログ運営の努力を分散してしまうことで、インバウンドリンクも3つのブログに分散してしまうことになります。したがって、検索エンジンもユーザも、どれが本当のオリジナルなブログか判定できなくなるリスクがあります※。ドメインを横断する canonical を利用して、1つのソースに収束させるとよいでしょう。

※ 被リンクが3つのブログに分散してしまうことで、検索エンジンによるサイトの評価も分散するため、結果としてどのブログも検索上位に表示されにくくなるということ。また、ユーザも偶然複数のブログを訪問したら、再訪するときにどこに行けばいいかわからなくなる


Q) 数ヶ月で一定の数のリンクを張ってGoogleのランキングを1位にすることを約束してくれるSEOエージェンシーは信じていいか?

A) いいえ。誰も検索順位を保証することはできません。そのような言葉を信じてはいけません。信頼できるSEOエージェンシーを探す方法は、こちらのヘルプセンターをご覧下さい。

気象予報士が明日の天気を100%当てることができないのと、同じ理屈です。どんなに詳細な検索エンジンに関するデータを取得しても、順位1位にすることを保証することはできません。


Q) 私のサイトと関連性があるキーワードがあるのですが、それをコンテンツに含めるのは不適切なものがあります。例えば、誤解を招く、スラングである、不快など。Googleにどのように関連性を伝えられますか?

A) サイトで扱うトピックやターゲットユーザにも依存しますが、積極的な利用方法を考えてみてください。たとえば、その用語の意味を説明することで、あなたがその話題のオーソリティであることを示すこともできます。ただ、本当にその言葉が不適当であれば、むしろその言葉でトラフィックを集めることも適切ではないかもしれませんよね。

※ たとえば消費者金融が自分のサイトに「サラ金」という言葉を使えない、とか


Q) URLのりライト機能は使ったほうがいいですか?

A) ウェブマスターの中には URL を説明的に表示している方がいます。しかし、動的URLを適切に静的URLに変換してそれを維持するのはかなり大変です。ですから、一般的に私たちはURLリライトを推奨していません。もしURLリライトを試したいのであれば、動的URL上の不必要なパラメータ(Session ID やクエリリファラなど)を取り除いてください。


Q) もしジオターゲティングでアイルランドを設定したら、北アイルランドも対象に含まれますか?

A) Google Webmaster Toolsで設定できる地域設定は、国単位で行われています。したがって、アイルランド共和国を設定した場合、北アイルランドは含まれません。解決策として、サイトを分けて(別ドメイン、サブドメイン)、一方を英国(United Kingdom)に設定する方法があります。


Q) .comと.infoなど gTLDの違いでランキングは変わりますか?

A) いいえ、私たちはコンテンツでランキングを決定しています。

※ これは昔から語られる問題ですが、.com、.net、.org などの gTLD によるランキングの違いはありません。ただ、.gov や .edu など利用可能な組織が限定され、かつ一定の信頼度が高いであろうと推測される gTLD については今も意見が分かれます。個人的には、.gov や .edu、.intl などは結果として人気度・信頼度の高いサイトからリンクを受けやすいため(見かけ上)検索結果の上位に表示されやすくなるのであって、これら一部のgTLD はランキングに有利に見えるのだろうと考えます。


Q) 私はアイルランド共和国向けのコンテンツを .soドメインで運営しています。これは検索順位に悪影響がありますか?

A) .so はソマリアのccTLDです。Googleはサイトの地理的関連性(local relevance)を判定するときに、ccTLDも1つの要因として参考にしています。もし、(.soドメインで継続運営しても)、アイルランド共和国に向けたコンテンツを持っていれば、アイルランドの検索結果に表示されます。

ただし、Googleの検索アルゴリズムは、皆さんのサイトがどの地域・言語と最も適合するかを判断するために少し時間がかかることに注意してください。

※ Googleが個々のサイトをどの国・言語向けの検索結果に表示するか決定するときは、ccTLDの違いは少なからず影響を与えます。したがって、このケースでは素直にソマリアの ccTLD ではなく、アイルランド共和国の ccTLD にした方がのちのち苦労せずに済むと思います。


Google Site Clinic
http://docs.google.com/present/view?id=dgk2ft62_58drnhzfdn

Sharing advice from our site clinic
http://googlewebmastercentral.blogspot.com/2010/03/sharing-advice-from-our-site-clinic.html








最新の検索エンジン業界ニュース

米Google、地域事業者向け「Googleプレイス」を提供開始
米Parallels、GoogleサービスをPlesk 9.5に統合
Googleツールバー、気になった言葉を1クリックで検索できる機能を追加
米MS Bing、Twitter検索をBing本体に統合 - ツイートと言及数多い注目記事を表示
Googleウェブマスターツール、順位ごとの表示回数やクリックスルー情報を閲覧可能に
米Google、Twitterでフォロー相手を提案するGoogle Follow Finder公開
米Google、Twitterの過去のツイートを検索可能に
▼「SEMリサーチ」トップへ戻る




免責事項:SEMリサーチは、本記事中で触れている企業、商品、サービスの全て(情報)について、有用性、適合性、正確性、安全性、最新性、真実性に関する一切の保証をしておりません。各自の判断でご利用下さい。





関連SEMサイト - SEM リサーチ | キーワードリスト自動生成ツール | キーワードアドバイスツールプロ

カテゴリ:Google (2006) | Google (2007) | Google (2008) | Google (2009) | MSN / Live Search | YST / Yahoo!検索 | SEO(検索エンジン最適化)
検索連動型広告 | ウェブ解析 | コンテンツ連動型広告>サイト内検索 | 地域情報検索 | 動画検索 | 旅行検索 | モバイル検索


運営者 - 『検索にガンガンヒットするホームページの作り方』 - 『検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書』