[SEO] コンテンツ文字数の考え方と、企業内SEOでの実践方法

1) コンテンツの文字数と検索順位に関係性はない、2) とはいえ、関係ないという前提でコンテンツ作成を依頼すると、とんでもないものが提出されることがあるので、文字数とキーワード使用回数にルールを設けた方が、エンタープライズSEOは上手く回せる。


公開日時:2012年11月28日 23:27

お客様のWebサイトのSEOを支援していく過程で必ず尋ねられる相談の1つが、コンテンツのボリュームの話です。たとえば、eコマースサイトですと「商品詳細ページには、何文字程度の文章を用意すればいいのか?」といった具合です。

一部の怪しいSEOコンサルタントは未だに「1ページあたり○○○文字がベストです、この文字数で順位が上がります」などとデタラメなアドバイスをしているというのを未だに耳にします。しかしながら、真実は、そんなマジックナンバーはありませんし、文字数が少なければいいということもなければ、長ければ良いというわけでもありません。

検索エンジンの開発者は、ある分野に詳しい(=検索クエリと関連性が高い)、品質の良い、信頼できるコンテンツを検索利用者に提示できるような、そんな検索アルゴリズムを実装したいと考えます。しかし、文字数と品質は関係がありませんよね。関係ないものを、ランキングを決定する手がかり(シグナル)として扱わないのです。

確かに、Google 誕生以前の世界 - まだキーワードの出現頻度やタイトルに含まれた文字列そのもので順位が決まる時代 - には、マジックナンバーとまではいわずとも、○○○~○○○文字程度がベストというのはありました。それはまだ検索アルゴリズムが今日と比較すれば格段にシンプルで、順位決定要素として用いるシグナルの数が限られていたからです。

Hi TheBigK Rest assured, Googlebot doesn't just count words on a page or in an article, even short articles can be very useful & compelling to users. For example, we also crawl and index tweets, which are at most 140 characters long. That said, if you have users who love your site and engage with it regularly, allowing them to share comments on your articles is also a great way to bring additional information onto the page. Sometimes a short article can trigger a longer discussion -- and sometimes users are looking for discussions like that in search. That said, one recommendation that I'd like to add is to make sure that your content is really unique (not just rewritten, autogenerated, etc) and of high-quality. Cheers John [Is Short Content = Thin Content? [Who To Follow? Google or Users?]]

米GoogleのJohn Muller氏も指摘するように、たとえば Google は わずか140文字のツイートもインデックスしています。また、仮に文章そのものが非常に短くても、その話題によってはコメント欄に多くのユーザーが書き残したり、ディスカッションが行われることもあるでしょう。コンテンツ量が少なくても、その僅かなコンテンツに価値があれば Twitter や Facebook でシェアされたり、他のサイトから数多くの参照リンクを受けることもあります。

結論としてはありきたりですが、結局のところ、コンテンツの価値・品質が重要になってくるのです。

最後にエンタープライズSEO(企業内SEO)向けのアドバイスを。先ほど「SEOにおいて文章の文字数など関係ない」と説明していますが、実際の現場では、私はクライアント様に文字数やキーワードの使用回数を指定することがあります。

これはその企業でオンラインマーケティングに携わる関係者に対し、わかりやすいルールを設けてSEOのガイドラインを遵守させることが目的です。つまり、大企業のSEOになってくるとSEOに関係してくる部署の全員がSEOに習熟しているわけではありません。本記事で話題にしているコンテンツ開発を例にとると、コンテンツ制作は別会社に外注しているケースは少なくありませんし、ある企業ではオフラインのカタログ制作者が担当していることもあります。

このような場合、「文字数は関係ない」「キーワードの出現頻度や出現回数は関係ない」という前提でそのままコンテンツ制作を依頼すると、SEO的には微妙なコンテンツができあがってきてしまうことがあります。しかし彼・彼女らにSEOの考え方を理解し、習熟してもらうには時間を要するでしょう。それなら、わかりやすい、しかしクリエイティビティを損なわない最低限のルールを(それがSEOの本質的と相反するものでも)設定した方が、結果的に「社内業務プロセスにSEOを浸透させていく」ことが可能になります。たとえば、「最低○○○文字以上にしてください」「キーワード○○○を3回使って下さい」といった1~2個の具体的な要件であれば大抵は嫌がられません。

理想型としては、Wall Street Journal や HP、About.com、New York Times のような、コンテンツ編集にかかわる人たちに、定期的にSEOの啓蒙をしていって、オンライン公開向けの記事には、その作法に従った文章を書いてもらうような文化・思考を浸透・定着させていくことにありますが、これは長い時間をかけてこそできることなので、手始めにやりたい場合は簡単なルール策定が現実的です。





記事カテゴリ:SEO(検索エンジン最適化)
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