[SEO] レスポンシブウェブデザインと別サイト(URL)、どちらが検索順位が上がりやすい?

スマホ対応サイトの構築方法として、CSS3メディアクエリ等用いるレスポンシブウェブデザイン、同一URLながらUAで別コンテンツ配信などの手法があるが、どの手法を用いても検索順位そのものには影響しない。


公開日時:2013年07月02日 16:10

先週開催した「SEO for スマートフォンセミナー」より。過去に記事にしたことも、講演でお話したことも、また、こういう質問を前提とした話をしたこともなかったのでメモとして記事にしておきます。

Q) レスポンシブウェブデザインと、デバイス別に別サイトを構築する(つまり別URL)のは、どちらの方が検索順位が上がるのか?

実はこの質問を過去に受けたことがなく、想定もしたことがなかったので、最初に伺った時は???となったのですが、すぐに意図を理解して、回答をしました。

回答としては、「(後者がPC向け - スマホ向けサイトの関係性を明示しているという前提で)検索順位に影響はしない、他の全ての条件が仮に同一であるならば、検索順位に差異が出ることはない」となります。

これは「MovableType と WordPress はどちらの方がSEOに有利ですか?」と同系統の質問ですよね。Google は利用しているCMSを評価するのではなく、サイトのコンテンツやその人気度や重要度を評価するのですから、どちらのCMSを利用しても順位には関係ありません。

それと同様、CSS3メディアクエリを用いたレスポンシブウェブデザイン、特定デバイス用の別サイト構築、あるいはダイナミックサービング(同じURLで異なる HTML を動的に配信する)といったものはウェブ構築技術の選択肢でしかなく、検索エンジンが評価する対象ではありませんので、検索順位とは関係ありません。

ただし、特定デバイス向けに異なるURLでサイトが構築されている場合、Google はどのサイトとどのサイトがバージョン違いの関係なのかを正確に把握する必要がありますから、そのためのアノテーションを付与することは必須要件となりますが、それさえクリアすればどの手段を選択しても良いのです。


#
「クローリング」「ランキング」「レリバンシー」という視点がありまして、これはクローリングのお話になります。確かに SEO をやっていると、どの手法が検索順位を上げやすいのかという点にフォーカスされがちなのです。

しかしSEOの基本はあくまで「どうやってマシン・リーダブルにするのか」(=機械が理解しやすいサイト設計をすべきか)であり、どのようにコンテンツの内容や価値を検索エンジンに伝達するかという点にあります。この視点で見て頂かないと、Google が発信する情報の意味が正確に理解できませんので、つい順位で見てしまう人は注意して頂ければと思います。

ちなみにセミナーでは、Googleのスマホ検索に対する設計思想や方向性、考え方についての解説を行いました。きっと Google の考え方を理解してもらえれば、SEO でするべき事柄が自分で判断できるようになるから、という考えです。私はSEOは最終的にインハウスで行うべきもの、ある程度のことは社内で判断できるようにすることがベストと考えていますので、スマホとSEOも基本的なことは担当者さん自らが判断できるようになれればいいなということを願います。





記事カテゴリ:SEO(検索エンジン最適化)


他の検索・SEO 関連の記事
新刊:ネットショップSEO 2014発売されました(2014年5月)
Google モバイルファーストインデックスのやさしい解説 (1) 何が発表されたの?
Google、モバイルファーストインデックスを公式発表、SEO への影響は?
スマホの音声認識、米国ユーザーの70%が満足、テキスト入力が3倍速いとの調査結果も
Yahoo! 検索、検索結果右側のテキスト広告を廃止か
[訂正版] Google、モバイルファーストインデックスを導入、モバイルサイトを基準とした評価へ
Google News、事実確認できた記事に Fact check ラベルを表示
[訂正] Google、モバイルファーストインデックスへ移行する計画を発表
ペンギンアップデートはリンク発信元ページを評価する(Google、Gary Illyes氏)
Google、進化したAI 採用の「Google Assitant」を発表
Bing App、AMPサポートを開始
「SEMリサーチ」トップへ戻る




免責事項:SEMリサーチは、本記事中で触れている企業、商品、サービスの全て(情報)について、有用性、適合性、正確性、安全性、最新性、真実性に関する一切の保証をしておりません。各自の判断でご利用下さい。