「良質なリンク」の原理原則

【初心者向け】外部リンク周りは小難しい話がいろいろとありますが、最初に学んでほしいことは「良いリンク」=Googleが評価するリンクって結局どういうリンクなの?ということです。これは外部リンク周辺がどれだけ複雑化していっても適用できる原理原則の考え方です。


公開日時:2014年10月31日 15:25

どういった SEO をすべきかはビジネスモデルや業種業態、商材、保有する資産、顧客層など様々な要因によって変わるのですから、一般論として「こうやって SEO すればいい」とまとめることは不可能です。だから私は準備するもの、引き出し、引き出しから出した道具の使い方を自分で考えられるようにするために、モノゴトの考え方や判断基準を理解してもらうように努めています。例えば SEO はキーワードの順位を上げるテクニックではないし、その発想でSEOを推進しても決して上手く行きません。世の中の人々はいつも検索しているのですから、あなたのサイトもいつも検索できる状態(always on)であるべきですし、人々の興味関心、知りたいことをいつも提供出来るように、継続的に各種施策を行うべきでしょう。

SEO は長期的に取り組むソリューションである

という前置きはさておき、やはり SEO の話をする上で現在もリンクは欠かせない存在です。Googleから警告(ペナルティによる順位下落)を経験すると、もうリンクはやめる、サイト内部の施策を強化しますという方もいらっしゃいますが、いや、リンクはやっぱり大事なのです。その外部リンクを考える上での大原則ですが・・・


良いリンク、悪いリンクのシンプルな判断基準

夏ごろから社内の SEO教育に力を入れていて、その過程で出てきた話を元に以下の記事を書いたものの、まったく初心者向けではない内容になってしまったので、もう少しやさしめに要点をまとめます。

SEO 外部リンク診断・分析時に大切な2つの評価基準

これから SEO を学ぼうとする人にとって、外部リンクというのは複雑で理解するのが大変な分野だと思います。まず第1に、シグナル(評価する手がかり)が多様であり背景(なぜそういうシグナルを使うのか)も含めて理解するのは大変なこと、第2に、対象またはその競合サイトの外部リンク分析を行う時に、様々な指標をどう活用・判断すればいいのかもまた難しいこと、第3に、その分析を踏まえて具体的な自然リンク構築施策をアクションまで落とし込むのも簡単なことではありません。

そこで、細かい話はさておいて、外部リンクを考える上でとりあえずの大原則を理解しましょうよという説明をしたかったのが先に挙げた記事だったのです。

リンク関連の話で最低限押さえておきたいポイントは、次の通り。


良いリンクとは、関連性があるリンクである

原則その1、関連性があるならそれは良いリンクです。

デジタルカメラを買いました!と箱の開封から実際に使った感想までを書いているブログ記事の中で、「これ買ったよ」とメーカー公式サイト内の該当製品ページへのディープリンク(直リンク)があったのであれば、そのリンク元とリンク先のメトリックスがどうであろうと良いリンクなのです。リンクを張った人が、客観的に見て参照・紹介・推薦・共有などの意図を持って張り付けた、内容・文脈的に(人間的な判断で)関連性があると判断できるなら、それは良いリンクでいいのです。

もともと自然リンク、外部から張られるリンクというのは自分で操作できるものではなく、その操作できないものについてドメインオーソリティがなんたらとか、リンク元ページへの被リンク数が云々の話をしたところで、どうにもならないんですよ。だから、人間の目で見て「関連性がある」のであれば、それは良いリンクです。


たくさんの人が来訪するリンクは、良いリンク

原則その2、実際にたくさんの人が訪問してくる外部からのリンクは、良いリンクです。

私は10年以上前に、世界のgTLD / ccTLD のリスト(ドメイン情報)サイトを運営していたことがあります。超絶マニアックながら数少ない日本語による世界のドメイン情報サイトだったので、きっと見たことがある方がいらっしゃるかもしれません。それはさておき、掲示板やフォーラムなどでドメインについて質問した人が、私のサイトへリンクを張ると、たくさんの人がその掲示板経由で大量に来訪することがよくありました。

外部から参照リンクが張られて、そのリンクを踏んで訪問してくるユーザーがある程度いるリンクであれば、それまた、良いリンクなのです。その(リンク元の)サイトを訪問した人が、そのリンクを見つけて、クリックして来訪しているのであれば、そのサイトの来訪目的あるいは該当ページに掲載されていたコンテンツとその参照リンクに有意な関連性があったからクリックして来訪しているのです。これまたリンクの歴史やIPアドレスなどの細かい話はどうでもよくて、実際に人がやってくる外部からの参照リンクであれば、それは良いリンクと判断して良いのです。


会社やサイトのブランド認知・評判に貢献するリンクなら、良いリンク

原則その3、紹介されてうれしいリンクなら、それは良いリンクです。

大手ニュースメディアで取り上げられた、専門ニュースサイトで新製品が紹介されたなど、その会社や製品のブランド認知や好意度に貢献するもの、評判(レピュテーション)に寄与するような形で参照リンクが張られたのであれば、それは良いリンクです。ちょっとマイナーすぎるメディアであっても、(その少数のオーディエンスという僅かながらでも)プラスに作用するのであれば、それは良いリンクです。


リンクの細かなシグナルはどうでもいい

私は現在も様々なお客様からの相談を受けていますし、専門的・技術的な回答を求められますから、リンク分析アルゴリズム全般を理解していますが、インハウスSEO担当者が全部を理解する必要など全くありませんし、業務内容によって不要です。もともと IPアドレスのクラスC分散や、アンカーテキスト一致率の割合調整などは、外部リンク販売業者以外にはどうでもいい知識です。オールドドメイン(中古ドメイン)も、そもそもブランドの意義や重要性を理解している、理解する必要がある企業であれば中古に手を出さないでしょうし、したがってその周辺の知識は不要です。


リンクが複雑になっても覚えておいてほしい原理原則

少なくとも SEO を学び始める段階で理解してほしいこと、これから先も覚えておいてほしい原理原則は「本質的に良いリンクって、どういうリンク」ということをシンプルに理解しておくことです。一応 検索エンジン技術の要件を理解しておく必要があるので、SEO 寄りの理解にはなるものの、それは『コンテンツや文脈と関連性がある参照リンク』『クリックして人が訪問してくる参照リンク』『ステータス向上に貢献する参照リンク』この3つに収斂されるのではないでしょうか。





記事カテゴリ:SEO(検索エンジン最適化)
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