知人から「なんでそんなに検索技術が重要なの?」と聞かれることが少なくないのですが、これは意外とわからない方がいるかもしれません。
と思っていたらちょうど簡潔に表現している記事がありました。
The analyst added that as the amount of content on the Internet continues to grow, search functionality and the ability to simplify and compare will become increasingly important. "A lot of the dominant Web brands are going to have to have it," Kelleher said. "That's the future." (Microsoft Eyes Google for Acquisition [TechNewsWorld] )
インターネットにはたくさんの情報があふれています。今や大抵のことは本屋さんや図書館に行かなくてもホームページを見れば多くの情報を得ることができます。非常に便利です。しかし、「有益な情報がたくさん存在すること」と「自分が欲しい情報を特定する」ことは別の問題であり、情報量が増えれば増えるほど、欲しい情報にたどり着くのは困難になってくるわけです。
3つの選択肢から1番良い物を1つ選べ、と言われたら簡単ですが、100通りの選択肢を出されて1つ選べといわれたら難しいのと一緒です。
そこで、ユーザーが欲しい情報にたどり着くための技術が必要になったわけで、それがネット検索です。一般の検索エンジンを利用して製品やサービスに関連する情報を検索するユーザーは40%にも上るといわれています。また、Nielsen//NetRatings の調査では比較ショッピングを利用するユーザーの割合が2002年の9%から2003年は15%近くまで増大しています*。
これらのユーザーのニーズに対応するために、Yahoo! は altavista、FAST、Overture を手に入れた上、最近は比較ショッピングエンジン「Yahoo!Product Search」を開始し、Amazon は書籍全文検索サービス"Search Inside the Book" の開始、eコマース検索技術開発のA9設立。AOLは Google との提携を強化し、MSN は検索技術(MSNbot)の開発に着手したわけです。
[統計データに関する Source」
検索業界、次の注目は比較ショッピング [ZDNet]