米Ask Jeeves は4日、商品検索エンジン "Smart Search for Products"を発表した。Smart Search for Products は同社が2002年に買収したアルゴリズム検索の Teoma、Ask Jeeves の持つ自然言語処理アルゴリズム、そしてPriceGrabber社の商品検索ツールを組み合わせて実現した。
Ask Jeeves は Smart Search for Products が他社より優れている点として、ショッピング関連のクエリー要求を自動的に認識できる点を挙げている。例えば Yahoo! Products Search といった他社の商品検索サービスでは、ユーザーがタブをクリックするか商品検索のためのページにアクセスしなければならない。しかし Ask Jeeves においては ask.com から検索を行った際に、その検索キーワードがショッピングに関連するものであれば検索結果に Smart Search の結果も表示する。
さらに、検索キーワードに応じてユーザーが商品購入までのサイクルのうちどの段階にいるかを自然言語処理アルゴリズムで特定する。例えば "camera" という検索キーワードであれば、Smart Search はカメラの種類やアクセサリーを表示して購入対象の商品絞り込みを行う。一方 "digital camera" という検索キーワードであれば、Smart Search はブランド名や機能、スペック、レビュー記事を表示する。"PowerShot S400" のように特定商品で検索をした場合は、Smart Search はその特定商品の情報を表示する。
米Yahoo!は9月に Shopping Searchを、米Amazon.com もeコマース検索技術開発のために A9を設立、米Google も Froogle を立ち上げており、商品検索市場というセグメントに Ask Jeeves も参入したことになる。
Ask Jeeves Launches Smart Search(SM) for Products [Ask Jeeves Press Release]
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