SEMリサーチ

企業で働くウェブマスター向けに、インターネット検索やSEOの専門的な話題を扱います

エッジ、「株式会社ライブドア」に社名変更、総合ポータルサイトへ

検索エンジンのネタではないのですが、"ポータルサイトへ" ということでしたので取り上げてみました。

プレスリリースで、エッジは

livedoorは250万人を越えるユーザーIDを保持したポータルサイトとして生まれ変わります。また、今後もlivedoorでは、新たに提供するサービスやグループ企業のIDを積極的に統合し日本最大の会員数とトラフィックを持つポータールサイトを目指します。

としており、ブランド「ライブドア」に社名を変更した上で保有する様々なコンテンツを統合し、ポータルサイトを目指す戦略を打ち出してきている。11月28日現在、ライブドアのWebサイトを見ると写真の通り、明らかに Yahoo!JAPAN を意識したデザインだ。

livedoor-20031128.gif

ポータルサイトという位置づけをする以上、今後 Yahoo!JAPAN や楽天グループとの直接競争は避けられず、ライブドアがどのような差別化を打ち出してくるか注目される。

検索市場の観点から分析すると、ライブドア自体はグループ企業を含めて検索エンジンは保有していない。現在ライブドアにて提供されている検索サービスは Google (ページ検索)と DMOZ (ディレクトリ検索)だ。ただし、アイ・イチバ社と提携することで既に価格・商品比較検索サービスは提供している(Livedoor Price)。現在はGoogle検索と商品比較エンジンが別個に用意されておりアクセス性が悪いが、これを同一ページから切り替えて検索できるようにすると面白いかもしれない(例えば Yahoo!com のようにタブ切り替え)。

一般ユーザーからすれば現状では Yahoo!や楽天をさしおいてライブドアを使いたいという魅力は感じられないのが実情だが、これから経営資源を集中していくところなので今後どういった差別化を図っていくのかに注目したい。

livedoor

COPYRIGHT © 1997-2021 渡辺隆広(わたなべ たかひろ) ALL RIGHTS RESERVED.

お問い合わせ(お仕事の相談、講演依頼など)

SEMリサーチ(www.sem-r.com)に掲載している文章及び図版の無断使用及び転載を禁じます。著作権侵害行為には厳正に対処します。

免責事項:SEMリサーチは、本記事中で触れている企業、商品、サービスの全て(情報)について、有用性、適合性、正確性、安全性、最新性、真実性に関する一切の保証をしておりません。各自の判断でご利用下さい。