株式会社アイレップは2005年7月5日、検索エンジンアルゴリズム研究対策チーム「iSRAT」(iREP Search Research and Analysis Team、アイスラテ)を設立したことを発表した。
iSRATは同社のR&D部門である「サーチエンジンマーケティング総合研究所」から独立したチーム。米Yahoo!が開発したYahoo! Search Technology (YST)技術を採用したYahoo! SEARCH(ベータ版、beta.search.yahoo.co.jp)やマイクロソフト開発の新MSNサーチ( search.msn.co.jp ) に対応したSEO技術の確立を目指すという。
同社によると、現在のSEOはGoogleに特化した検索エンジン対策技術になりさがっているが、バーティカルサーチやパーソナライズドサーチの登場など検索市場を取り巻く環境要因を考慮すると今後はウェブ検索主体に切り替えたYahoo! SEARCHやデスクトップサーチをリリースしWindows OSへの統合を発表しているMSNサーチの市場シェアが上昇し、SEO対策においても3つの検索エンジンを考慮する必要が出てくるという。しかし多くの企業はGoogle検索アルゴリズムに特化しているがためにYahoo! SEARCHやMSNサーチでは思い通りに潜在顧客の集客が行えないとの問題が浮上することになる。
iSRATでは日本語/英語という言語の違いに起因する検索アルゴリズムの仕様の違いやリンク分析手法の実装状況やそのアルゴリズムを解析し、ウェブサイトへの変更に一定の制限が生じるクライアントに対してSEOを導入する場合でも成果に結びつくSEOの導入が行える体制を確立すると共に、既存のSEO会社との差別化を図っていくという。
株式会社アイレップ
cf.
サーチ研究対策チーム「iSRAT」を設立しました [semilog]