米Googleは2006年1月6日、ラスベガスで開催中のInternational CESにてソフトウェアのコレクションパッケージ「Google Pack」（グーグルパック）のベータ版を発表した。
Google PackはGoogleや他のソフトウェア会社から提供されているPCのユーザー体験を向上させるのに役立つ便利なソフトウェアを集めてパッケージ化したもの。米Google検索製品／ユーザー体験副社長のマリッサ・メイヤー（Marissa Mayer）氏は、新しいPCを購入した顧客からPC環境を便利にするためのソフトウェア導入に数日から数週間もかかるという声を何度も耳にしたといい、簡単にインストール作業が完了できるようにGoogle Pack提供に至ったという。
Google Packには検索ツールバー「Google Toolbar」や衛星写真が閲覧できる「Google Earth」、デジタル画像管理ソフト「Picasa」などGoogleが提供しているアプリケーションのほか、スパイウェア対策ソフト「Ad-Aware SE Personal」やウイルス対策ソフト「Norton AntiVirus 2005 Special Edition」なども含まれている。
Google Packには最新のソフトウェアをインストールするGoogle Updater機能が搭載されており、Google Packで提供されるソフトウェアの一元管理が可能。ソフトウェアのアップデートや新しいソフトウェアが提供された際にはユーザーに通知されるため、常に最新の環境を保てるという。
Google Packで提供されるソフトは全て無料だが、無料ソフトの中にはインストール後にポップアップ広告を無断で掲載したり勝手に情報を送信するような、ユーザーが認識していないソフトウェアが同時にインストールされることがある。これについてGoogleは、独自の基準と照らし合わせ、無断でスパイウェアまがいであったりアンインストールが困難なソフトウェアはGoogle Packに含まれていないと明言している。
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Google Packの考察については「Google Packの真の狙いはどこに？」をご覧頂きたい
Google Pack
- Adobe Reader 7
- Ad-Aware SE Personal
- GalleryPlayer HD Images
- Google Desktop
- Google Earth
- Google Pack Screensaver
- Google Talk
- Google Toolbar for Internet Explorer
- Mozilla Firefox with Google Toolbar
- Norton AntiVirus 2005 Special Edition
- Picasa
- RealPlayer
- Trillian
