米Googleがオーストラリア・ニューサウスウェールズ大学の学生が開発したテキスト検索技術Orionを買収した。その開発者であるOri Alon,氏はGoogleで働いており、Orionの開発プロジェクトを進めているという。
昨年9月に発行されたプレスリリースによるとOrionはGoogleやYahoo!などの検索サービスを補完するために設計されている。通常の検索エンジンは検索キーワードを含むWebページを抽出するがOrionは検索キーワードと関連性の高いトピックを持つコンテンツを特定、ページのセクション単位で検索結果を返す。また、検索キーワードに関連するトピックもリスト表示する。例えば、「American Revolution」と検索するとOrionはこのフレーズを含むコンテンツを抜粋するだけでなく、"American history"や"George Washington"、"the Declaration of Independence"などの関連トピックを表示する。この技術により、ユーザーは検索エンジンから個々のWebページにアクセスしなくても情報が取得できるようになるという。
New search engine 'revolutionary' [UNSW]
http://www.unsw.edu.au/news/pad/articles/2005/sep/Orion.html
Google exploring new search technique [CNET]