ヤフー株式会社は2006年6月23日、Yahoo!検索の日本語検索機能を強化・変更した。変更されたのは日本語スペルチェック機能の追加と日本語表記ゆれのデフォルト処理。
日本語スペルチェックは検索キーワードのタイプミスやひらがな/カタカナ、漢字の誤変換に対応。例えば「なかたひでとし」と検索すると「中田英寿」を候補として表示する。同様に「ろなうど」と検索すると「ロナウド」、「川口よしかつ」で「川口能活」を表示する。
日本語表記ゆれは従来はオプションで提供されていたものをデフォルトでオンに変更。「カタカナのゆれ」「送り仮名のゆれ」、「異体字のゆれ」、「代用漢字のゆれ」が対象となる。例えば「レンタルサーバ」と検索した際の検索対象は「レンタルサーバ」のみであり、「レンタルサーバー」は検索対象外だった。今回より「レンタルサーバ」と検索しても自動的に「レンタルサーバー」と「レンタルサーバ」が検索対象となる。
Yahoo!検索を意識したSEOとして、この表記ゆれの取扱いの違いを意識したWebサイトが少なくなかったが、り「レンタルサーバ」で最適化していたWebサイトの順位が下落するなどの影響が観察されている(独自調査)。
参考:日本語表記ゆれの対応状況 | |||
Yahoo! | MSN | ||
カタカナのゆれ | ○ | ○ | × |
送り仮名のゆれ | × | ○ | × |
異体字のゆれ | ? | ? | ? |
代用漢字のゆれ | × | ○ | × |
「日本語スペルチェック」、「表記のゆれ」の2つの日本語検索機能を強化 [Yahoo!ブログ]