株式会社IBC岩手放送は2007年1月15日、岩手県立大学ソフトウェア情報学部組織情報システム学講座と共同で、インターネット上でユーザーが話題に挙げている言葉を複数のブログランキングサイトなどから自動的に収集・解析し、関連する広告を表示するシステム「話題連動型広告システム」の実証実験を開始した。
話題連動型広告とは、アフィリエイト広告を対象とし、CGM(Consumer Generated Media、インターネットのブログ検索サイトやブログランキングサイト等)から話題になっていると判断できる「言葉」を定期的に抽出し、ネット上で最も話題になっている言葉に関連する広告を、リアルタイムに抽出し、サイト上に自動的に表示するシステム。これまでのアフリエイト広告に比べ、その瞬間の話題やトレンドに関連する商品広告に切り替わるため、クリック率や購買率の向上が期待でき、それに伴いアフリエイト収入につながる可能性が高いという。
今回の「話題連動型広告システム」実証実験では、「人気blogランキング」「kizasi.jp」「BLOG 360」「NAMAAN」「goo Wikipedia」を一定時間ごとにクロールして現在最も話題になっている言葉を抽出、その中で上位にランクインする言葉に関連する広告をAmazonのアフィリエイトサービスを利用して広告配信する。広告は「適切フィルター機能」により、公序良俗に反する広告やサイトのポリシーに反するような商品広告を自動的に除外することができ、独自に柔軟なフィルターを設定することも可能。ただし、今回は画像が問う露光されていない商品はアフィリエイト広告としての効果が低いため除外されている。