Googleがバックリンク及びPageRankの情報更新を開始した。2008年になって初。2007年10月末に、有料リンク(ペイドリンク、SEOを主目的としたテキスト広告)の掲載を理由に(と推定される)PageRankを下げられた日本国内のサイトは、今回の更新でも1月13日22時30分時点で掲載を停止したサイトも含め復活していない。
ただし、私たちがSERPで確認するバックリンク情報やPageRankは過去のある時点のスナップショットが反映されたものにすぎず、従って今回更新されたデータはすでにSERPの検索順位に反映済みであるほか、バックリンク一覧もGoogleがシステム内部で認識している全バックリンク情報の一部をサンプリングしただけであること、またPageRankはGoogleシステム内部では頻繁に更新されていること、などから、”更新”自体はSEO的な観点からはまったく意味がないことに注意。
繰り返しになるが、特にバックリンク情報は「一部のサンプリング」「並び順はランダム」「評価対象外(スパムリンク、有料リンク(Paid Links)など)のリンクも掲載」なので、バックリンクを分析したいならYahoo!やLive Searchをどうぞ。
cf.
『バックリンクで表示される全てのリンクをGoogleが評価しているわけではない』 - Google Matt Cutts氏 :: SEM R
『SERP上のバックリンクやPageRankデータは過去のもの』 :: SEM R