SEMリサーチ

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SEO キーワード出現頻度や密度の調整は時間の無駄遣い

ページ作成においてキーワード密度とその利用回数において、意識する必要は全くありません。

SEOを学習している非常に多くの人がキーワード密度やその利用回数を気にしているようで、関連質問をよく受けます。しかし実際のところ、例えば私は検索エンジンを意識したページ作成においてキーワード密度や利用回数を意識することはありませんし、決してページ作成完了後にその密度のポイントや回数を調査することはありません。それは全く無意味だからです。

もし、あるキーワードの出現回数をあるパーセントに合わせることで確実に検索上位に表示されるのであれば、私はもちろんがんばってキーワード密度の最適化をするでしょう。しかし現実はそんなことはないのです。特にリンク分析というページ外要因を非常に重視するのがロボット型検索エンジンの主流となっている今、キーワード密度やその利用回数が検索結果順位に与える影響は極めて微々たるものであり、無視していい程度です。密度や利用回数を調べるためにわざわざWebに出回っている無料ツールを用いて調べることは時間の無駄以外の何物でもありません。キーワード密度の最適化を行った程度で上位に表示できるほど、現在のSEOは甘くないことを認識して下さい。

海外では頻繁に、国内でもたまに「キーワード密度と掲載順位の関係」を統計的に算出して、「○%にあわせることが望ましい」というレポートを出しているSEO会社もありますが、それをそのまま鵜呑みにするのは危険です。。検索エンジンというのは非常に多くの要素を総合的に評価した上で掲載順位を割り出しているにもかかわらず、こうしたレポートは「①キーワード密度と②順位」というたった2つの要素だけを用いて強引に明快な結論を導き出そうとしているからです。両者に相関関係を認めることはできても、因果関係を認めることはできません。

次の例を考えてみましょう。「アイスクリームの消費量」と「ある海岸における溺死者の数」をグラフにに表して、一本の線が引けます。アイスクリームの消費量が増えれば溺死者の数も増えると説明できるとしましょう。

ただし、アイスクリームの消費量と溺死者の相関関係を考えると、消費量は1つの要因に過ぎません。実際にはその日の気温や天気、海水温度が両要因に影響を与えているはずです。従って、両社の因果関係を分析する際にはこれらの要素も考慮しなければなりません。

キーワード密度と掲載順位も同様です。上位に表示されているページのタイトルタグの文字列や、被リンクの数、その被リンクにおけるサイト内リンクとサイト外リンクの数といった要因も影響を与えていることを踏まえなければいけません。特にリンク分析を主に用いるGoogleやYahoo!といった検索エンジンでは、キーワード密度よりも外部リンクのアンカーテキストによって順位が決定していることも多々あるのです。

キーワード密度が1%でも1位になることがあれば、4%でも7%でも8%でも1位になります。従って今挙げた4つの数値の平均である5%にあわせたからといって、1位になるかどうかはあやしいものです。こう考えると、キーワード密度という要素があるということは認識しておいてほしいですが、ある特定の数値にあわせて最適化を行う行為にはそれほど意味がないこともわかってきます。

こういった理由から、「特定のキーワード密度に最適化しようとする」ことは時間の無駄といっているのです。

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