米Googleは2008年5月5日、検索向けAdSense(AdSense for Search)にGoogleカスタム検索エンジンサービス(Google Custom Search Engine)の機能を統合したことを明らかにした。
検索向けAdSenseとは自分のサイトにGoogleウェブ検索を導入し、そこに表示される広告から収入を得ることができるプログラム。一方 Googleカスタム検索エンジンとは、検索対象のサイトやページデザインを自由に設定し、自分だけの検索サービスが構築できるサービスで、例えば料理関連のサイトだけを集めて「料理専門検索サービス」を作るといったことが可能。今回、検索向けAdSenseからカスタム検索エンジンが提供する機能が活用できるようになった。
具体的には、次の機能が新たに提供される:
1) サイト内検索の提供:自分のサイトだけを検索対象にする、「サイト内検索」としての検索向けAdSenseの利用が可能になった
2) インデックスの改善:インデクシング技術の改善により、クロール可能なページである限り従来よりインデックス量を増加。検索キーワードに関連するより多くのウェブページを検索結果に表示できるようになった
3) バーティカル検索(専門検索):検索対象のサイトを指定して、お好みのバーティカル検索を簡単に構築可能。例えば、サーチマーケティングの話題を扱うサイトだけを検索対象とすれば、「サーチマーケティング専門の検索サービス」を作ることができる
4) キーワード指定による自然検索と広告のチューニング:あらかじめサイトのトピックに関連するキーワードを指定することで、自然検索と広告の適合性を高めることができる。例えば、「ヨガ」と指定しておくと、「マット」と検索された時にフロアマットではなくヨガマットに関する結果を表示するようになる
検索向けAdSenseはAdSenseにログインして「AdSenseの設定」タブをクリックして「検索向けAdSense」を選択することで設定可能。今回発表された新機能は日本語も対応している。
AdSense for search now powered by Custom Search [Inside AdSense]
http://adsense.blogspot.com/2008/05/adsense-for-search-now-powered-by.html
Google Custom Search Engine
http://www.google.com/coop/cse/?hl=ja
検索向け AdSense [Google AdSenseヘルプセンター]
https://www.google.com/adsense/support/bin/topic.py?topic=144