米AOL傘下のビデオ検索会社・Truveo(トゥルベオ)は2008年5月7日、同社が展開する17カ国・地域それぞれにローカライズした、新しいランキングアルゴリズムを導入したと発表した。
一般に複数国でサービスを提供するビデオ検索は、ユーザーの国や言語にかかわらず共通のレレバンシーアルゴリズムを採用する。このため、米国ユーザーによる「football」と英国ユーザーによる「football」のようにキーワードは同一でも求める情報が完全に異なるケースでも、全く同一の検索結果を表示してしまうという問題があった。Truveoの新しいアルゴリズムは検索発生国や地域を参照し、それにあわせて様々な要因に対する重み付けを調整してランキングを決定する。たとえば投稿されたビデオの所属国や言語を参照し、検索発生地域とマッチした場合にスコアを加算する
この仕組みにより、たとえばフランスのTruveoサイトで検索した時はFrance24などのフランスメディアやフランス語を使ったビデオへのリンクが表示されやすくなる。Truveoのローカライズにより世界中のユーザーにより良い検索結果と検索体験が提供できるようになると、Truveo社長のPete Kocks氏は説明している。
Truveo JP
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