英comScoreは2008年5月7日、欧州の検索プロパティトップ10を発表した。comScore qSearch 2.0 のデータを集計した。
グローバルで55%強の検索シェアを持つGoogleだが欧州に限ると圧倒的強さ。1位のGoogleが79.2%に対し、2位以下は eBay(3.1%)、Yandex(2.2%)、Yahoo!(2.0)、Microsoft(1.9%)となっており、ほぼ市場をGoogleが独占している状態だ。
ただしcomScoreのエグゼクティブ・バイスプレジデントのJack Flanagan氏は、とりわけ西欧ほど英語が使われない東欧諸国においては地元のプレーヤーが市場をリードしており、欧州で最もオンライン人口の成長が著しいロシアではローカル検索エンジン(Yandex)がマーケットシェアを獲得し続けるのではとの見解を示している。
JETROの調査によると、ロシアの検索エンジン市場は首位のYandexが60%のシェアを持つのに対し、Googleはわずか6%程度、MSNは1~2%、Yahoo!は0.2%に過ぎない(いずれも2006年4月時点)。
comScore Releases March 2008 European Search Rankings 8 in 10 European Searches Occur on Google Sites Russian Search Engine Yandex Outpaces Yahoo! and Microsoft
http://www.comscore.com/press/release.asp?press=2208
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欧州各国のGoogleの検索シェアはおかしいくらい高い。RM Interactiveの調査だとオランダの検索マーケットは Googleが 90%超えてます。webhits.deの2007年8月データでドイツの検索マーケットはGoogle 88.5%、Yahoo! 3.4%。xitimonitor.comの2007年7月データでフランスの検索マーケットはGoogle 89.79%、Yahoo! 3.14%、MSN 2.48%。
cf.