米Googleは2008年8月5日、検索キーワードの詳細な情報を調査できる、広告主やマーケティング担当者向けのツール「Google Insights for Search」を公開した。
Google Insights for Searchは、検索クエリを基に、ユーザーの検索行動や傾向を調査することができるツール。例えば、「Apple iPhone」と検索すると、2004年から現在に至るまでの検索ボリュームの推移を時系列で表示するほか、同キーワードが検索された国・地域を地図上にヒートマップで表示したり、同キーワードを含むよく検索されるワードと、検索回数が情報しているワードを表示する。フィルタ機能を搭載しており、調査範囲を世界(Worldwide)だけでなく特定国に限定したり、参照範囲を2004年以降から年、過去12ヶ月、90日以内と絞ったり、カテゴリ(種別、業種)を指定してデータを参照することもできる。
Inside AdWordsではGoogle Insights for Searchの活用例を、appleを使って紹介。フィルタなしで検索すると、appleと並ぶ言葉はiPodやiPhoneなど、アップルブランドに関連する語句が並ぶが、フィルタでカテゴリを「飲料&食品」に絞ることで全く異なる検索クエリが表示される。
なお、Google Insights for Searchを利用して数値を確認したりデータをダウンロードするためには、Googleアカウントを取得・ログインする必要がある。
[UPDATE] Google Insights for Searchが日本語対応しました (2009/08/17)
Google Insights for Search
http://www.google.com/insights/search
Announcing Google Insights for Search
http://adwords.blogspot.com/2008/08/announcing-google-insights-for-search.html
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この手のヒートマップって、世界地図表示するから「日本関係ないよ」ってこと多いのですが、 Insights for Searchは選択した国の地図を表示するんですね