米Googleは2009年4月21日、Google Analytics Data Export APIベータ版をリリースした。
Analytics Data Export APIは取扱が容易で、すべてのAnalyticsデータへの読み込みアクセスが許可されている。標準のAnalyticsからアクセスできるデータはすべてAPIを通じて取得可能だ。このAPIは Google Data APIの1つで、Google CalendarやFinance、Webmaster Toolsと同一のAPIプロトコルを採用している。
Google Analytics Data Export APIを利用することで次のようなことが実現する。たとえば、エージェンシーがGoogle Analyticsから取得したデータとビジネス情報を統合して同一のプラットフォーム上で管理したり、既存のプロダクトと統合して新たなスタンドアロンのアプリケーションを開発することが可能になる。エンドユーザは新たに開発されたダッシュボードやガジェットからGoogle Analyticsのスナップショットを閲覧できるようになる。
解析に携わるユーザは、Google Analyticsの情報をPCのデスクトップやアンドロイド携帯など、さまざまな方法で参照することも実現する。
GoogleはAnalytics Data Export APIを使った開発事例として、MailChimpのeメールマーケティングとの統合や、ShufflePointのPowerPointへのデータ取り込みツールを紹介している。
Attention Developers: Google Analytics API Launched! [The Official Google Analytics Blog]
http://analytics.blogspot.com/2009/04/attention-developers-google-analytics.html