米Yahoo!は2010年4月22日、検索広告"Sponsored Search"(スポンサードサーチ)の新サービスとして"More Sponsors"の試験提供を行っていることを公式ブログで明らかにした。
"More Sponsors"は数ヶ月前から search.yahoo.com の全検索の2~4%を対象に実施しているパイロットプログラム。検索結果の広告枠内に"More Sponsors"というリンクが新たに追加され、クリックすると検索キーワードに関係する広告だけがリスティングされる検索結果画面が現れる。商品・サービスの購入検討をしているユーザに、特定商材に関するディスカウントやサービス情報を提供することでユーザの検索要求を満たすことが目的。
昨年発表した、検索キーワードのサジェスト技術と連携しており、ユーザの検索意図にあわせたキーワードの広告が表示される。たとえば "Hawaii vacation"と検索すると、パッケージ商品やリゾートの検索広告が掲載される。
"More Sponsors"の広告フォーマットはスポンサードサーチ同様にテキスト広告だが、将来的にロゴや写真、画像なども掲載できる可能性がある。米Yahoo!はユーザの検索体験を高めるために、様々な新しい広告フォーマットをテストしているという。
Yahoo!とMicrosoftは検索事業提携において、広告プラットフォームはMicrosoft adCenterに一本化することを決定しているが、検索のユーザエクスペリエンスは引き続きYahoo!がコントロールすることになっている。"More Sponsors"は検索広告の収益性を高めるためのYahoo!の取組みである。
Yahoo! Delivers More Sponsored Paid-Click Ads [Yahoo! Search Marketing Blog]
http://www.ysmblog.com/blog/2010/04/22/yahoo-delivers-more-sponsored-paid-click-ads/