米Microsoftは2010年6月4日、検索エンジン・Bingで提供していたキャッシュバック機能を7月30日に終了すると発表した。
Bingキャッシュバックは、消費者が同社の指定の検索広告を経由して商品を購入すると、広告主から得た広告費の一部を還元するプログラム。検索ユーザの4割は商品やサービスの購入目的で検索を行っているとされており、キャッシュバックというインセンティブを与えることでアクション直前のユーザをBingに誘導することで、広告主のROIも高められることをメリットの1つとして謳っていた。同プログラムは2008年にLive Search Cashbackプログラムを発表、その後、Bingに統合されている。
今回、キャッシュバック中止に至った背景について同社は、想定したほど普及しなかったためとしている。
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検索にインセンティブを与えるタイプのサービスが登場した時に私はいつも書いているのですが、検索市場の歴史を振り返ると、インセンティブ型検索で成功した事例は過去にないのです。Amazon A9やYahoo!、日本ならAsk.jpなどなど・・・。
習慣化された行動はインセンティブ付与では変えられない、検索利用者が増えなければ広告主も増えないということです。
インセンティブがもらえるならYahoo! Searchを使いますか? [サーチエンジン情報館]
http://japan.cnet.com/blog/takawata/2006/02/13/entry_yahoo_search_12/