ソーシャルジオメディア(位置情報SNS)のFoursquareの創設者・Dennis Crowley氏が、検索分野での提携を巡りGoogle、Yahoo!、Microsoftと交渉していることを明らかにした。英Telegraphが報じている。
Foursquareは、GPS機能を搭載した携帯情報端末を使ったロケーションベースを付加したSNS。訪問したスポットでチェックイン(check-in)して、その訪問回数に応じてThe Mayorやバッジの称号をもらったり、メッセージを残して他のユーザと共有することができる。つまり、Foursquareはこのプラットフォームを通じて、いま流行の場所や人気レストランといった、ロケーションに関するリアルタイムなトレンド情報を有する存在でもある。
そこで、過去にTwitterがユーザ間でリアルタイムに交わされる一連のツイート情報のデータソース(firehose)へのアクセスに関して検索各社と提携したように、リアルタイムないま流行のロケーション情報の提供の可能性について各社と交渉している。Google、Yahoo!、Microsoftともに本件についてコメントしていない。
検索エンジン各社は、Twitterのfirehoseを得ることによりリアルタイムにツイートを登録・検索することが可能となり、各社のリアルタイム検索強化に大きく貢献した。ロケーション情報を得ることで、モバイルにおける検索広告の分野を強化できる可能性がある。
Foursquare 'in talks with Google, Microsoft and Yahoo!' about search partnerships