株式会社マーズフラッグが2006年5月に正式公開した検索エンジン「MARSFLAG」が、大幅にサービスを刷新した模様だ。
2010年4月13日現在、同社サイトの検索サービスを見ると、検索対象のインデックスが制限されているほか、リリース当時の特色だった「見える」機能 - サムネイル表示機能 - が削除されていることが確認できた。検索クエリ「原子力発電所」「アドビ」「タクシー」などで検索しても、.co.jp(企業ドメイン)と一部のCGM系サイトしか検索結果に表示されないほか、画面左側に設置されたカテゴリも企業の業種を示す一覧が常時表示されていることから、特定用途(企業サイト?)検索サービスになっているのかもしれない。
MARSFLAGはリリース当時の会見で「Web 2.0 的順位付け」などを謳っていたが、GoogleやYahoo!JAPANなどの強力なライバルがいるウェブ検索市場で大きな存在感を示すことはできなかった。ただし、同社の技術を使った、企業向けのサイト内検索エンジン「MARS FINDER」は評判が良く、多くの企業への採用実績もあることから、今後はサイト内検索の導入に主軸を移していくのだろう。
見える!検索エンジン MARSFLAG