SEMリサーチ

企業で働くウェブマスター向けに、インターネット検索やSEOの専門的な話題を扱います

SEO:「会社名で検索すると競合が2位に出てくるのはなぜ?」

はてなに次のようなSEOに関係する質問が投稿されていました。質問文が長いので省略すると、「会社名で検索した時に、1位はその会社が出てくるが2位に競合会社が出てくる。この理由を教えてください」ということです。

ところでSEOには、一般論として回答できることと、詳細な情報の提示がなければ回答しようがないことがあります。今回の場合はまさに後者で、具体的なサイトや検索キーワード、検索結果画面(URL)などの追加情報がないと、質問者が求める回答は得られないでしょう。基本的に、SEOは検索技術やウェブ制作全般、ビジネスなど一定の専門性が求められるので、Q&Aサービスに小難しいことを尋ねるのはあまり効率がよいこととは個人的には思わないです。

それを前提に回答を考えてみると、よくあるパターンとして、1位表示の会社名をabc とした時、2位のサイトのバックリンクに文字列 abc をアンカーテキストに持つリンクが多数含まれていること、かつ、2位の競合会社の会社名または主要製品に abc が含まれている場合があります。そうでなければ、実に単純ですが、Googleパーソナライズ検索による影響が考えられます。

Googleパーソナライズ検索は、過去の検索クエリ情報やクリック履歴(google.comからのサイト訪問履歴)などの情報を参考に、検索結果を自動的にパーソナライズしていく機能です。Googleアカウントとの連動だけでなく、ブラウザのクッキーによる個別化も行っていますので、無自覚でパーソナライズ検索を利用している場合があります。

このパーソナライズ検索が有効な環境においては、特定の会社名で検索した時に、その競合会社が同じく上位に表示されるケースがあります。たとえば私の場合、所属する「アイレップ」で検索した時に、2位や3位にアウンコンサルティングさんやフルスピードさんのコーポレートサイトが表示されます。両者ともにSEOやリスティング広告を手がけていますが、(その表示が行われた時点から)少なくとも過去半年は両社のサイトに訪問したことはありませんでした。おそらく、検索行動履歴から、私にとっては関連性が高いサイトとGoogleが判断したのでしょう。

このように、不思議な検索結果が表示されるケースとして、単純にパーソナライズ検索機能によるものという場合が意外とあるので、現象を確認する時はGoogleアカウントをサインアウトした上でブラウザのクッキーを削除して実施してみると良いでしょう。

会社名で検索すると1位はその会社だが2位は競合会社が出てくる理由を知りたい(はてな)

http://q.hatena.ne.jp/1303798130

COPYRIGHT © 1997-2020 渡辺隆広(わたなべ たかひろ) ALL RIGHTS RESERVED.

SEMリサーチ(www.sem-r.com)に掲載している文章及び図版の無断使用及び転載を禁じます。著作権侵害行為には厳正に対処します。

免責事項:SEMリサーチは、本記事中で触れている企業、商品、サービスの全て(情報)について、有用性、適合性、正確性、安全性、最新性、真実性に関する一切の保証をしておりません。各自の判断でご利用下さい。