オンラインビデオ広告配信の米BrightRollは2011年5月3日、オンラインビデオ広告レポートをリリースした。このリリースの中で、エージェンシーの経営者を対象とした、2011年のビデオ広告市場の見通しについての調査結果が掲載されている。
ビデオ広告を測定するための明確に定義された成功の評価基準がまだ確立していない点を懸念する声もあるものの、ビデオ広告市場自体は急速に拡大しつつある。2009年から2010年にかけての1年は、モバイルビデオの広告在庫や業界標準の採用増加、優れたターゲティングがこの市場成長に寄与したと説明している。
アンケート調査では、優れたターゲティング機能により、ビデオ広告がテレビ広告よりも効果的との回答者が30%、同等に効果的との答えが31%と、6割ほどの経営層はビデオ広告を評価している。
また、64%の回答者は、テレビ広告の予算をビデオ広告にシフトしていると回答、86%は少なくともディスプレイ広告の一部をビデオ広告にシフトしていると回答した。サーチ、ソーシャルメディア、ダイレクトレスポンスの予算からビデオ広告にシフトさせていると回答したのは、それぞれ28%、27%、26%だった。
オンラインビデオ広告の配信において、どのターゲティング機能が最も価値があると感じたかの質問には、行動ターゲティングが28%、コンテクスチュアルが24%、デモグラフィックが21%、コンテンツが19%だった(その他9%)。
BrightRoll
BrightRoll Study: Budget Increases on Online Video Outpace All Other Online Categories, TV Dollars Continue to Shift