米Googleが検索結果画面に直接、クーポン情報を表示できるOffer Adsのトライアルを実施している。
Googleは6月1日にクーポンサービス「Google Offers」の提供をオレゴン州ポートランドで開始したが、Offer Ads はこのプログラムに参加するローカルビジネスオーナーの一部を対象に試験提供している。Offer Ads には提供するクーポンの詳細が表示され、提供されるもの、割引率(額)、期限などの情報を表示する。広告左の View Offer をクリックすると、当該クーポンのページに移動する。
かつて検索担当責任者だったMarissa Mayerがロケーション及びローカル責任担当に就任してローカル戦略の強化を明確にしたGoogle。AdWords、Offer、プレイス、スマートフォン関連などの統合を進めることで、ローカルビジネスオーナーに魅力的なサービス構築を進めている。
Google がクーポンサイト大手・米Groupon を買収する可能性について2010年にAll Things Digital が報じたこともある。クーポン提供は、Google が抱える数百もの地域に根差した(ローカルな)広告主と相性が良く、すでに確固たる地位を築いた最大手の買収は理にかなった行動といえる。しかし Groupon はその買収提案を拒否し、のちに IPO を果たしている。
[UPDATE] 2013年2月に、Google Offer Extensions として正式にロールアウトされた。しかし同年11月に、サービスを終了することが告知された。終了理由について特に言及されていない。
New Google Ads Expand Offers Arsenal
http://searchenginewatch.com/article/2079346/New-Google-Ads-Expand-Offers-Arsenal