ロシア最大の検索エンジン・Yandex(ヤンデックス)は2012年2月21日、Twitterとの提携を発表した。提携に伴う金銭的条件は明らかにされていない。
今回の提携により、YandexはTwitterあらゆるパブリックツイート(Firehose)にアクセスできる権限を得て、同社の検索サービスに取り込むことが可能となる。この契約は米Microsoftや米Yahoo!が結ぶ内容と同等。
YandexはFacebookとも提携しており、2010年11月からFacebook Updatesが検索できるようになっている。今回のTwitterとの提携により、世の中の最新の関心事や出来事を検索できるリアルタイム検索を強化する。YandexブログサーチマネジャーのAnton Pavlov氏は、「世の中のユーザーは絶えずリアルタイムにニュースをシェアしたり意見交換したりあらゆる物事について議論している。これらの情報を取り込むことで我々の検索結果をさらに良いものにすることができる」と述べている。
Yandexはロシア国内で60%程度のシェアを握り、同25%のGoogleを上回る国内最大手の検索エンジン。
なお、米Twitter事業開発担当取締役のApril Underwood氏は、Googleとの再契約の可能性について、現時点で何の進捗もないことを明らかにした。