Search Engine Watch によると、動画マーケティングプラットフォームを提供する米 Virool が検索エンジン最適化(SEO)において Google が定めるガイドラインに違反したため、検索結果から削除された。
Virool は標的顧客に動画を閲覧してもらうよう支援する、セルフサービス型のソーシャル広告プラットフォーム。同社はロサンゼルスを拠点とするSEO会社・National Positions に SEO を外注していたが、同社が不適切な外部リンク(例1、例2)を構築したことが原因となった。意味のない文章を書き連ねたページの中に順位を上げたいキーワードをアンカーテキストに入れてリンクを張ったり、中古ドメインに適当な1ページを用意してリンクを張るといった、一昔前に流行した手法を多用していたため、Google から制裁が科されることとなった。現在、Virool と検索しても同社トップページは表示されない(2014年2月20日時点)。
National Positions は以前からたびたび Google から警告を受けた顧客からのクレームを受け取っており、決して評判は芳しくない SEO 会社だった。
cf.
Google、ドイツ代理店が運営するリンクネットワークに制裁を科したことを公表
Google、フランスのリンクネットワークに制裁を科したことを公表
米Google、スパムリンクネットワーク"Ghost Rank 2.0" に制裁
米Google、今度はBackLinks.comのリンクネットワークに制裁
米Google、再びリンクネットワークに制裁、今度は"Anglo Rank"
米Google、英国人気フラワーショップに制裁 - リンク購入が原因
Google Penalizes Social Video Advertising Site Virool
http://searchenginewatch.com/article/2329884/Google-Penalizes-Social-Video-Advertising-Site-Virool
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SEO会社への発注というのは難しいのですが、とりあえず話をしていて「キーワード」「順位」「リンクの安心さ」「安心」この3つしかしか語らない SEO会社は避けたらいいんじゃないでしょうか。逆に、皆さんの業種や業態、ビジネスモデルと市場環境を踏まえて、戦略を語ってくれる SEO 会社を探したらいいと思います。
質問例)「薪ストーブの販売サイト」と「デジタル一眼カメラの直販サイト」の両サイトにおいて SEO の戦術・戦略はどのように変わるのか
たとえば上記のような質問された時にさくっと明確な回答ができる人は、少なくとも変な(SEOの)人じゃないと思います。