Yahoo!検索が一部のキーワードで検索した時に、検索結果をカルーセルのUIで表示することが確認された。
カルーセルは一般的にWebサイトのファーストビュー(above the fold)に設置され、複数の情報を同一の場所に並べて表示し、左右にスクロールすると情報の切り替えが行えるUI。検索結果画面での導入は2013年にGoogleが先行して導入している。Yahoo!検索では今年2月にスマホ版でカルーセルのテストが実施されていたが、今回はデスクトップPC版の検索結果で確認された。
「バカに毛が生えたブログ」によると、検索キーワード「札幌 スポット」と検索した時に、自然検索結果の上部に札幌市時計台やさっぽろテレビ塔、白い恋人パーク チョコレートファクトリーなどの札幌のスポットが写真つきでパネル表示される。右側には >> の矢印あるいはカルーセルの下にある横スクロールバーをクリックすることで、他のスポット情報に切り替えることができる。
「東京 観光」「島根 観光」「仙台 スポット」「那覇 宿泊」「函館 ホテル」など、観光またはスポット、宿泊、ホテルの掛け合わせ検索時に表示されるようだ。先のブログによるとグルメの掛け合わせでも表示される場合があるという。
なお、カルーセルの下には観光スポットとして地図が表示され、「MAP」という文字のところをクリックすると画面下にエクスパンド表示される。
一足先にカルーセルを検索結果画面で活用している Google は画像検索でも採用している。日本国内では宿泊、観光やグルメなど主にローカル系検索クエリでの検索時に限定されているが、米国では商品リスト広告のカルーセルや自動車(車種)検索など多様なカテゴリでカルーセルのUIが採用されている。
【2014.10.24】Yahoo!検索に「Yahoo!検索」の差し込み。「グルメ」「観光」のカルーセル登場