米Google は2014年11月18日、モバイル向け検索結果において、Webサイトの「モバイルフレンドリー」を検索順位を決定する要素(シグナル)の1つとして実験的に利用していることを明らかにした。
We see these labels as a first step in helping mobile users to have a better mobile web experience. We are also experimenting with using the mobile-friendly criteria as a ranking signal.
cf. グーグル検索結果、モバイル対応を示すラベル表示を正式導入
同社は既に、スマホで閲覧できない Adobe Flash などを採用したモバイルサイトに警告表示をするうえ、検索順位を引き下げることもあることを明らかにしており、既にモバイルユーザーの検索体験という価値をシグナルとして実質的に利用している。今回改めて公式ブログで明言したのは、モバイル分野における検索体験をより優れたものにして引き続き市場をリードしていくという姿勢を改めて表したものと言えるだろう。
#
別記事でも触れた通り、検索結果の先のページがスマホからは閲覧できないのでは、何のための検索なのかわからないわけです。ユーザーは検索そのものをしたいのではなくて、その時その瞬間に必要な情報を取得したいのですから、検索エンジンが示すリンク先ページもスマホから閲覧ができる、情報が取得できなければならない。だから Google がモバイルフレンドリーという基準を検索結果に反映して、検索上位に表示するページは関連性が高く(≒欲しかった情報が手に入る可能性が高い)、かつ閲覧性の良いページを表示したいと考えるのはとても自然なことです。