オーバーチュアが認定代理店制度を拡充し、新たにオーバーチュア推奨認定代理店制度を創設した。
先日お伝えしたオーバーチュアの認定代理店制度ですが、10月1日にオーバーチュアは新たに「推奨認定代理店制度」を創設しました。
CNET Japan によると、「新制度の導入で同社は、一部業務委託などによる代理店側のサービス内容の充実と大幅な業務の効率化を目指し、ツール導入などを検討していくことに加え、(以下省略」ということです。
推奨認定代理店として認定されたのは、アイレップ、アウンコンサルティング、オプト、サイバーエージェント、シーエーサーチ、セプテーニ、トランスコスモス、日広の8社。
[おまけ]
推奨認定代理店制度は、オーバーチュアが従来自社で持っていた機能の一部分を販売代理店にアウトソーシング化することを意味しますが、オーバーチュアにとってメリットがあります。自社で全ての機能を抱えている場合、クライアント数の増加に応じてオーバーチュア社内の機能を強化すると共に内部調整費用が増大します。しかし販売代理店に対して機能を一部委託することで、代理店側は「一部業務委託などによる代理店側のサービス内容の充実」というメリットを享受できる一方、オーバーチュアも自社の管理コストを下げる事ができます。オーバーチュア - 推奨認定代理店制度によって一種の垂直統合ができるわけですが、こうしてオーバーチュアは自社の資源を別のところに投入できるわけです。非常にうまい戦略ですね。広告代理店側から見るとますますオーバーチュアの方が取り扱いやすい広告商品になりましたが、果たして Google はどういった戦略をうってくるか。
[Source]
オーバーチュア、認定代理店制度をアップグレード [CNET Japan]
http://japan.cnet.com/news/ebiz/story/0,2000047658,20061196,00.htm