米Googleは18日、企業向けデスクトップ検索ソフト「Google Desktop Search for Enterprise」(グーグル デスクトップサーチフォーエンタープライズ)を公開した。Googleは今年3月に個人向けのデスクトップ検索ソフトを正式公開しているが、今回はその企業向け版。同ソフトをインストールしたPC上のファイルだけでなく、企業のイントラネット内のファイルも検索可能となった。また、IBMとの協力により、Lotus Notesのメッセージも検索可能。
設定は一元管理が可能で、管理者がインデックス対象をコントロールできる。また、作成するインデックスは暗号化されることで不正侵入により閲覧されることも防ぐ。さらにGoogle Search ApplianceやGoogle Miniと完全統合することにより、デスクトップ検索からイントラネット、そしてWeb全体をGoogleで検索するというワンストップサーチソリューションも実現できるとしている。
Google Desktop Search for Enterpriseのソフトウェアはウェブから無料でダウンロード・利用できるが、企業向けの有料サービス「Premium Support」も1,000ユーザ、1年あたり$10,000から利用できる。Premium Supportを利用するとGoogle Desktop Searchの専門家への相談などのサポートを受けることができる。
Google Desktop Search for Enterprise
http://desktop.google.com/enterprise/
Google Desktop Search Goes Corporate
New Desktop Search Application Offers Administrative Controls and Integration with IBM Lotus Notes
http://www.google.com/intl/en/press/pressrel/desktopsearch_for_enterprise.html
cf.
Google、デスクトップ検索「Google Desktop Search」正式版を公開
http://www.sem-research.jp/sem/google_2005/20050307190350.html